昨年から2年連続で東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)の1部リーグを戦う早大。全国でも有数の強豪校が集うこのリーグで、早大は先週大差で法大に完敗。第2週目は日大と対戦した。早大は初立から日大にリードを許すも、僅差で試合を進め、緊張感のある展…

 昨年から2年連続で東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)の1部リーグを戦う早大。全国でも有数の強豪校が集うこのリーグで、早大は先週大差で法大に完敗。第2週目は日大と対戦した。早大は初立から日大にリードを許すも、僅差で試合を進め、緊張感のある展開となる。しかし最終立で日大に突き放され敗戦。的中数は130中を超えるも悔しい開幕2連敗となった。

 法大弓道場で行われたリーグ戦2試合目。1立目では中谷透(基理4=東京・早実)ら5人が皆中を出すなど悪くない立ち上がりを見せるも、日大はそれを上回る6人が皆中を出しこの時点で28-30。いきなりリードを許してしまう。先週のように序盤から引き離されたくない早大は、これ以上のリードを与えられない状況となった。しかしその後も隙を見せない日大に対し、早大は3立目では壱ノ立全員が皆中を出すなど健闘したが、リードを広げられてしまう。前半戦を終えて84-89。さらなる追い上げが必要な展開となってしまった。


4年生として最後のリーグ戦に臨む幸明

 流れが変わりかけたのが4立目。これまで陰りの見えなかった日大であったが、弐ノ立が16射13中と僅かながら的中数を落とす。この立で少しでも的中差を縮め、最終立に勝負をかけるためには、早大には高的中が求められた。しかし、この立では最後の一本を詰め切ることが出来ない選手が多く、皆中を出すことが出来たのは幸明千尋(スポ4=東京・城北)ら3人だけに留まってしまった。微かな勝利への可能性に懸け臨んだ最終立では、壱ノ立が15中と高的中を見せるも弐ノ立が崩れてしまい、この立は32射23中。終わってみれば133-143で敗戦。自ら崩れてしまい日大プレッシャーを与えることなく勝利を許してしまった。


ルーキーながら安定感を見せる千葉

 これで開幕2連敗となってしまった早大。ここまでリーグ戦で苦しんでいるが、その特有の難しさを「体力的な面も精神的な面でも抜いてはいけないというプレッシャーがある」と千葉智弘(先理1=東京・早大学院)は答えた。確かに1試合20本引くことは体力的にもかなりきつい。その厳しい試合を勝ち抜くには、大きく崩れてしまうことは許されない。今年はルーキーも安定した試合を見せており、そこに最後のリーグ戦となる幸明や中谷、さらには志岐伊織(スポ4=群馬・前橋西)の力を合わせてこの厳しい1部リーグで勝利を飾りたい。次戦の明大との一戦でチーム一丸となって1勝を挙げ、良い流れを掴みたい。

(記事・写真 廣瀨智優)

結果

初立

大前 牧山千莉(スポ3=千葉)             20射19中

弐的 千葉                       20射18中

落前 宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園)        20射18中

落  中谷                       20射18中

弐ノ立

大前 栗原健太(文構3=東京・国学院久我山)      20射16中

弐的 阿部悠理(教育2=宮城・仙台一)         20射13中

落前 志岐                       20射14中

落  幸明                       20射17中

コメント

中谷透(基理4=東京・早実)

——今日の試合、振り返っていかがですか

そうですね。最近調子が上がってきたところで、練習通りの的中が出せたのはうれしかったんですけど、いつも通りの感覚で引けたわけではないので、まだまだ練習が必要な内容だったかなと思います。

——試合を通して安定感がありました。何を心掛けていましたか

練習通りに引くということ、あとは楽しんでやるということです。

——今日の試合、楽しめましたか

そうですね。16射皆中を出来たところは特によかったです。

——試合を通して僅差の展開でしたが、最後引き離されてしまいました

早稲田は精神的に弱いところがあるので、メンタル面で強化が大事になってくると思います

——リーグ戦2試合が終わりました。現時点での感想は

精神的なところもありますけど、技術的にも1部の上位の大学とは差がついてしまっているなという印象があるので、部員全員通してこれから練習を通して改善していきたいです

——試合後のミーティングで主将からどのような声を掛けられましたか

精神的な面を監督や主将も言っていたのですが、あとはいつも通りに引けていないといわれたので、これから練習の時からより意識してやっていきたいです。

——次戦に向けて

今日の試合を通して、常に自分の一番いい射が出来たわけではないので、そのクオリティーをあげていけるように練習をしていきたいと思います。

千葉智弘(先理1=東京・早大学院)

——試合を振り返られていかがですか

最初2本連続で抜いてしまって焦ったんですけど、そこから詰め切ったということは自分の中でもすごく自信になりました。チームにも貢献できたと思います。

——2本目では思わぬアクシデントもありました。どのように気持ちを立て直しましたか

自分ではその前に一本抜いてしまっていたことと合わせてすごく緊張してしまっていて、だからこそ気持ちの切り替えをしなくてはと思って気持ちを新しくして試合に臨みました。

——それ以降はすべて中てました

自分でもすごく良かったと思います。最初の2本はアクシデントがあったということもあるんですけど、自分の中で気持ちで負けてしまって、中てにいってしまったんですが、それ以降はそうではなく自分できれいな射をして中てることが出来ました。その後は18連中出来たので良かったと思います。

——今シーズンのリーグ戦での目標をお聞かせください

前回が18中で自分の中でも良いスタートを切れて、新人賞とかを狙っていきたいなと思っていたんですが、今回の18中でそれも厳しくなってしまいました。でも次回20射皆中してそれの望みも繋いでいきたいなと思います。

——最後にここまで感じたリーグ戦の難しさを教えてください

とにかく20射引かなくてはいけないということで、体力的な面も精神的な面でも抜いてはいけないというプレッシャーがあるのでそこが難しいところだと思います。次の試合でもより自信をもって引きたいと思います。