東京都学生連盟リーグ戦の季節がやってきた。去年に引き続き1部リーグでの戦いを始めた早大は、初戦で全日本学生選手権で3位入賞を果たした法大と対戦した。序盤から快調に的中を重ね、終わってみれば147中を出した法大に対し、早大は序盤に的中数を伸…

 東京都学生連盟リーグ戦の季節がやってきた。去年に引き続き1部リーグでの戦いを始めた早大は、初戦で全日本学生選手権で3位入賞を果たした法大と対戦した。序盤から快調に的中を重ね、終わってみれば147中を出した法大に対し、早大は序盤に的中数を伸ばすことができず、中盤以降もその差は開いたまま敗戦。125中に終わった。リーグ戦で法大から勝ち星を挙げることは出来なかった。

 9月に入っても厳しい暑さが残る中、時折秋風が吹き込む中で行われた法大との一戦。初立から法大に大きく差をつけられ苦しい展開となった。初立を終えた時点で早大が32射23中であったのに対し、法大は同30中と高的中で流れに乗った。それでも2立目では壱ノ立が16射皆中とし復調の兆しを見せる。しかし法大も大きく崩れることはなく、2立目を終えて僅かながら早大がその差を詰めるに留まった。しかし、3立目の弐ノ立が16射10中と大きく崩れ、早大は法大に大きくリードされる展開で前半を終えた。


大前を務めた牧山には安定感があった

 迎えた後半戦。早大はメンバーを2人入れ替え4立目。この試合も安定感があった壱ノ立の大前、牧山千莉(スポ3=千葉)が再び皆中を出し、逆転に向け流れに乗っていきたいところであったが、壱ノ立は16射13中と思うように得点を伸ばせない。4立目も高い的中率を出し続けた法大に対して、早大の弐ノ立も16射11中と的中を伸ばすことが出来ず、4立目を終えた時点で的中差は17本。試合を決定づける差となってしまった。その後もその差を広げられてしまい、終わってみればその的中差22本にまで広がり早大は完敗を喫した。


高的中でチームをリードした千葉

 この日の試合では今シーズン安定感抜群の牧山が20射19中と結果を残し、それに引っ張られるかのようにリーグ戦初出場の千葉智弘(先理1=東京・早大学院)も20射18中と活躍を見せた。一方で、牧山が「自分たちが崩れて負けてしまった」と振り返ったように、この試合で大差をつけられてしまった原因は早大にある。試合を通して大きく崩れる選手が目立ち、練習の成果を発揮するには至らなかった。一方の法大は1つの立で2本以上抜く選手はおらず、早大は法大に安定感のある試合運びを許してしまった。今年の1部リーグの中でも特に強い法大と初戦で対戦することになったのは少し不運だったかもしれない。しかしリーグ戦はまだ始まったばかりだ。気持ちを切り替え、立ち上がりの不安定さを修正して来週の日大戦では今シーズンの1勝目を取りに行きたい。

(記事 廣瀨智優、写真 菊元洋佑)

結果

初立

大前 牧山                      20射19中

弐的 千葉                      20射18中

落前 阿部悠理(教育2=宮城・仙台一)        20射16中

落  宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園)       20射15中

弐ノ立

大前 栗原健太(文構3=東京・国学院久我山)     12射9中

   矢内健 (人2=東京・広尾学園)         8射 6中

弐的 中谷透 (基理4=東京・早実)         20射15中

落前 志岐伊織(スポ4=群馬・前橋西)        20射17中

落  幸明千尋(スポ4=東京・城北)         12射 5中

   竹沢剛 (社4=北海道・札幌第一)        8射 5中

コメント

牧山千莉(スポ3=千葉)

——リーグ戦初戦となった今日の試合、振り返っていかがですか

そうですね。今日はチャレンジャーとしての法政大学との試合に臨んだわけですけど、正直自分たちの今までやってきた実力通りを出せれば十分戦える相手だとは思っていたので、自分たちが崩れて負けてしまったというのはとても詳しいです。

——個人についてお伺いします。今日は20射19中でした。出来はいかがでしたか

今週そんなに調子は良くない中で、試合に臨んだんですけど、しっかり自分が20射皆中してチームに勢いをつけていかなければいけないと思っていたので、1本抜いてしまったということは反省かなと思います。

——チームとしての出来をどう評価されますか

練習でもたまに120台の的中は出てしまっていたんですけど、今週はそんなに悪い的中が出ていなかった中で、試合になっていつも通りが出せなかったということは、これからどうするべきか考えていかなければいけないと思います。

——戦ってみて、法大の印象はいかかでしたか

去年の王座優勝校であって強豪校とは思っていたんですけど、やはり実際にやってみて、法大は自分たちがやろうと思っていることをしっかりやって、的中を出している安定感のあるチームだと思いました。

——法大は壱ノ立の1立目で全員皆中を出していましたが、それを見ていかがでしたか

正直、法大なら出すだろうなと思っていたので、あくまで自分たちのことに集中して試合には挑もうと思っていました。

——夏の合宿ではどのような練習をされましたか

合宿を通じてリーグ戦に向けての20射立の練習を積んできて、1人1人がしっかり20射を毎回同じ射をすることを心掛けてきたわけですけど、今日やってみて個人個人がそんなにできていなかったと思うので、そこをこれからまずは来週に向けて1人1人が今日の反省を生かして、課題に取り組んでいくことが大事だと思います。

——来週の日大戦に向けて意気込みを

まずは1人1人が練習でやってきたことを試合で表現する、そして個人的には今日試合でできなかった20射皆中をやりたいと思います。

千葉智弘(先理1=東京・早大学院)

——試合を振り返られていかがですか

僕の日ごろの的中からすれば、20射18中だったというのは自分の中ではよかったと思うんですけど、ただ当たり方を見ると、3連続で皆中を出してその跡に3中を弐回出してしまったというのは、気持ちで負けてしまったのかなという点があります。それは自分の中で課題だと思います。

——今シーズンが初めてのリーグ戦だと思いますが、その初戦をどのようなお気持ちで臨まれましたか

とにかくチームに迷惑をかけないこと、他の人より当てるということは先輩方がやってくださると信じて、自分は先輩の足を引っ張らないような的中を出そうということを考えて臨みました。

——結果は20射18中でした

そこまでできるとは自分でも正直考えていませんでしたが良かったです。

——今日の良かったところは

とにかく初戦の初矢を中てられたということだと思います。それが自分の中で自信になりましたし、それがあったからこそいい結果を出せてのかなと思います。

——今シーズンのリーグ戦での目標をお聞かせください

20射中16中を切ることはないように、安定した結果を残したいです

——来週の日大戦にむけて意気込みを

最後外してしまった2本は悔しい思いがあるので、次は繰り返さないようにしたいです。