4年生主体の今季のチームをけん引するのは佐藤真吾主将(スポ4=東京・本郷)と西田強平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)だ。しかし、一方で二人のポジションであるフランカーは熾烈(しれつ)なポジション争いが発生し、二人もその真っただ中だ。主将・…

 4年生主体の今季のチームをけん引するのは佐藤真吾主将(スポ4=東京・本郷)と西田強平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)だ。しかし、一方で二人のポジションであるフランカーは熾烈(しれつ)なポジション争いが発生し、二人もその真っただ中だ。主将・副将としてチームを先頭に立ってけん引する一方、激しいポジション争いの中にある二人に対抗戦開幕直前の心境をお伺いした。

※この取材は9月4日に行われたものです。

仲の良い同学年


内に秘めた熱い思いを語ってくださった佐藤

――まずは、お互いの他己紹介をお願いします

西田 他己紹介ですか(笑)。

佐藤真 一人が嫌いな熱い男です。

西田 あ、そうやって一言で表す感じ?(笑)真吾君はひたむきというか、あんまり声には出さないけど背中で引っ張るタイプですね。

――西田選手は一人がお嫌いなのですか

佐藤真 そこは本人から聞いてください。

西田 一人が嫌いというよりかは、皆と仲良くするのが好きというか。誰かの部屋に行ったり、何かをするとき誰かを誘うようにはしていますね。あまり一人で、っていうのはないですね。一人では出かけないです(笑)。

――今オフのお話も出たのでお伺いしますが、普段のオフはどのように過ごされていますか

西田 比較的一緒に遊ぶこと多いよね。飲みに行ったり、買い物行ったり。

佐藤真 時にはBBQしたり。

西田 今だったらBBQですね。

――ではこの夏も満喫なさったのですね

佐藤真 そうですね、平成最後の夏なので(笑)。

――夏合宿後の短いオフは何をなさっていましたか

西田 学年会を川でやって、そのときもBBQしました。そのときも地方帰る子は帰っていたので、30人くらいでやりましたね。

――参加率高いですが、やはり学年の仲もいいんですね

佐藤真 仲いいですね。

西田 とてもいいと思います。

――お互いに主将副将ということで、人前で話す機会も増えたと思うのですが、緊張されたりなどはしますか

西田 緊張は結構しますね。自分の言っていることが途中からわからなくなったりすることはありますね。ただ、真吾がいつも言っていることを代弁すればいいかなという感じなので(笑)、真吾ほどはしてないかなと思います。

――自分から新しいことを発信していったりなどはしますか

西田 自分だからこそ言えることもあると思いますし、そういうところをチームに伝えていくことも仕事の一つなので、そういうときは自分の色を出すというか、自分だからこそ言えることは言っていこうということは意識していますね。

――佐藤真選手はチームに発信する際に意識していることはありますか

佐藤真 練習終わる直前とかに自分の中で「きょうの練習どうだったかな」って振り返って、チームとして足りない部分があると思ったらそれが伝わるようにしゃべっているつもりです。でも、僕もたくさん喋っちゃうと途中からいろいろな方向に話が広がってしまうので、コンパクトにしようとは思っています。

――昨年までは練習中もあまり話さないというお話を伺いましたが、今年はやはり主将として喋ることは意識しているのですね

佐藤真 まぁ、無理やり喋っていますね(笑)。普段本当に喋らないので。昨年、一昨年、高校時代も喋らなかったので。

激しいレギュラー争い


時折笑顔を見せて取材に応えてくださった西田

――ここまでのシーズンを個人として振り返ってみていかがですか

佐藤真 個人としては春からなかなかパフォーマンスが上がらず。正直、去年、一昨年のほうがよかったなと思うときもありました。ただ、フランカーとして、キャプテンとしてレベルの高いことを求められ、それに応えることができず、本当に100点満点で言うなら1,2点のパフォーマンスでしたね。夏になって多少は上がってきましたけど、まだまだ自分としても課題が多く残る試合が多かったかなと思います。

――試合後のコメントでも悩んでいる様子がうかがえました

佐藤真 そうですね、自分とひたすら向き合っています。

――何か取り組んでいることなどはありますか

佐藤真 取り組んでいることは自分のプレーをビデオでよく見たりとかですね。結局ビデオに残っている自分がすべてなので、それを入念にチェックして、しっかりとフィードバックして、次に生しています。

――西田選手もここまでのシーズンを振り返ってみていかがですか

西田 僕自身も昨年のほうがパフォーマンス良かったかなと思うことが春シーズン多くて。それこそ、悩む時期も結構長くありましたけど、7月くらいから吹っ切れて、合宿中はチームのことも気に掛けますけど、特に自分のプレーに集中するという点では春シーズンより成長が見られた気がします。あとは一つ一つのプレーに磨きをかけていくというか、試合中により良いパフォーマンスをできるかということが大事になると思うので、そこは今準備をしているところなので、パフォーマンスとして出したいと思います。

――7月に吹っ切れたとおっしゃいましたが、何か転機などがあったのでしょうか

西田 新チームになって、自分も慣れないバイスキャプテンになって、試合後は不安になったり悩んだりすることもあったんですけど、逆に7月になって4年生が声を出してくれたり、前よりチームに対する声かけというのが増えたと思います。なので、周りを信頼したうえで自分もいいパフォーマンスしないといけないと思って、悩むこともないのかなというか、自分の言いたいことはやりたいプレーはやりたいし、という感じで心がスッキリしたのは7月の試合のない時期だったかなと思います。

――今お話の中で4年生に関することも出ましたが、4年生の練習中の雰囲気というのはいかがでしょうか

佐藤真 今強平も言ったように、特にシニアで夏を越えて変わった選手が非常に多くて。前に比べて僕が周りを見て思うことも少なくなりましたね。そういう意味では、キャプテンでありながら自分のプレーに集中しないといけない立場なので、やりやすさは感じています。練習中の雰囲気としても一人一人が主体的にやれているので、そこも春に比べたら大きく変わってきたかなと思います。

――ポジション争いでは、夏の3試合は柴田徹(社3=神奈川・桐蔭学園)選手と、幸重天(文構3=大分舞鶴)選手がAチームのスタメンでした。ポジション争いについてはどのように感じていますか

佐藤真 そのチームで一番いいフランカーがスタメンで出るのは当然ですし、徹とか幸重を意識しているとか、徹がこうだから、幸重がこうだからこうするとかじゃなくて、自分のプレーに専念することがとにかく大事だと思うので、今は自分のプレーだけに専念していますね。

西田 自分も置かれている立場は自分にしか原因がないと思っていて、だから自分が変わるしかないという思いが強いんですが、やっぱり真吾と二人でフランカーとして試合に出たいという気持ちはあるので、ラストイヤーということで追い抜かないといけないなというのは常に思っています。

――ライバルとして意識している部分はありますか

西田 そうですね。試合に出ているフランカーやNO・8っていうのは良いプレーヤーだなっていうのは自分自身でも感じていて。真似しなければならないと思う部分も多いので、そういった意味ではライバルですし、尊敬している部分もあります。

――具体的にここがいいなと思っている部分はありますか

西田 幸重はキャリアーにもなれるというのは強みだと思っていて、徹に関しては仕事量が強みだと思っていて、その二人は試合でも目立つことが多いですね。僕自身の強みもタックルとボールに絡むプレーだと思っているので、そこをもっとパフォーマンスで見せていかないとダメだなと感じています。

佐藤真 幸重はディフェンスもできますし、ボールキャリアーにもなれますし。徹に関しては仕事量が多くて、色々なところに顔を出しています。あとは、試合中よく聞くと徹の声めちゃくちゃ聞こえるんですよね。それもフランカーとして大事な仕事ですし、すごいなと尊敬している部分ですね。あと、何でしたっけ。

西田 俺はだから・・・。

佐藤真 あぁ大丈夫です。

西田 (笑)。

――では、お互いの今季のここまでのプレーを見て思うことはありますか

西田 僕から言わせてもらうと、真吾は良いプレーをしようとすごい焦っているのを感じますね。でも、普段のプレーは平均より全然上ですし、普通のパフォーマンスをすればもっとチームで活躍できる存在というか、引っ張れる存在になれると思うので、そんな焦ってプレーしなくてもいいよと思うときはありますね。

――やはり焦りはありますか

佐藤真 もちろんありますよ、当たり前じゃないですか(笑)。

西田 (笑)。

佐藤真 焦ってもしょうがないんですけどね。ただ、焦るなと言われても無理ですよね。

西田 そういう思いはすごい伝わってきますね。そういった意味では、この夏合宿チームを引っ張ってくれる存在になっていたので。大事なところでチームを救ってくれるプレーもありましたし、そういった意味では信頼できるキャプテンだなと思います。真吾がいいプレーをするとチームも盛り上がるので、そういった意味では夏合宿は頑張っていたところもあると思います(笑)。

――逆に佐藤真選手から見た西田選手というのはいかがでしょうか

佐藤真 こいつはタックルがすごいんですよ。例えば、ラインアウトから大きなフォワードが突っ込んでくるんですけど、僕と強平のところに結構突っ込んでくるんですよ。そういう時に、強平がタックル入ったのを感じながら2人目入っていますね。「強平、ありがとう」みたいな。

西田 (笑)。

佐藤真 あとは、体小さいんですけど、1対1のタックルで前に出て止めているイメージがありますね。ワセダのフランカーってそうであるべきなんですけど、真正面でバシッと止められるフランカーって今は少ないかなと思うんですが、強平は他の人よりも少し優れてると感じてはいましたね。

――アピールポイントのタックルが光っていたんですね

西田 (笑)。

佐藤真 アピールポイントのタックルなので。

――褒められましたけど、いかがでしょうか

西田 そんなこと言ったら真吾くんの方が・・・。

佐藤真 やめろ(笑)。

――ここからは少しチームのこともお伺いしたいと思います。今季から新たに4人のコーチが就任されましたが、練習などで変わった点はありますか

西田 スタッフの方々が変わって、練習の雰囲気も変わったよね。

佐藤真 フォワードだったら安藤さん(安藤敬介スキルコーチ、平14人卒=秋田・男鹿工)がいつも見て頂いています。雄大さん(伊藤雄大スポットコーチ、平15人卒=東京・国学院久我山)とは違ったチームのモチベーションの上げ方だったりとかをしてくださいます。吉雄さん(吉雄潤スポットコーチ、平3人卒=東京・国学院久我山)と長井さん(長井真弥スポットコーチ、平11商卒=山梨・駿台甲府)はBKのコーチなのでフォワードの僕らからすればあまりわからないんですけど、三井さん(三井大祐スキルコーチ、平19教卒=大阪・常翔啓光学園)に関してはチームの雰囲気を変えてくれたコーチの一人で、もし大学日本一になったときに何が原因かといわれたら三井さんと言いたくなる暗いチームを変えてくれました。学生がこう言うのもなんですけどね。そういうきっかけをつくってくれたコーチが三井さんかなと思います。

――具体的に三井コーチはどのようなことをされているのですか

佐藤真 練習のときの雰囲気のつくり方もそうですけど、この間やった大掃除も三井さんが最初に考えてくださったらしくて。

西田 あとは、いいプレーをしたらしっかりほめてくれるし、悪いプレーしたらちゃんと怒ってくれます。それが選手のモチベーションにも直結しているなというのは感じますね。褒められると嬉しいですし、選手との密なコミュニケーションというのが多くなったなというのは感じていますね。

佐藤真 僕はコーチとコミュニケーションを取るのが元々苦手な方だったんですけど、三井さんは本当話しかけて頂いて。そういうのは大事だなというのは最近感じますね。自分から話しかけることも昔に比べたら増えたと思います。

西田 僕も試合中どうしたらいいんだろうとか迷ったときに三井さんに「どうしたらいいですか」と聞くことはありますね。わからないことがあったらすぐ聞ける環境だと思います。

――チームスローガンとして『Moving』を掲げていますが、運動量の部分ではチームはどのように変化していると思いますか

佐藤真 チームの戦術が変わった影響もあるんですけど、一つ一つのプレーに皆がつながっているので、終わっても次に走り出したり、ディフェンスもタックルしてすぐに立ち上がって次にいったりとか。ディフェンスも横とのディフェンスになるので、連動するという意味でも『Moving』が大事になるので、そういう面では昨年に比べて運動量の意識というのは高まっていると思います。

西田 『Moving』が掲げられてから、選手が一人抜けた後のサポートであったり、常に走り続けるというか、たとえそれが無駄であっても走り続けようという意識は夏合宿を越えて身についている部分ではあると思います。

――また、ディフェンスについても春から積み重ねていますが、ここはどのように感じていますか

佐藤真 ディフェンスは昨年とほぼ同じなんですよね。少し違う部分があるとすれば、BKが最後しっかり仕掛ける部分が上手くいっているかなという印象はあります。

西田 春はとにかくチームディフェンスで前に出ることなどを落とし込んできました。で、今度夏合宿では自分たちから仕掛けるディフェンスをしようという風に変わって。ディフェンスって相手がアタックしてくるので受け身に回ってしまうことが多いと思うんですけど、今年の夏からは自分たちから相手にプレッシャーをかけようという意識ができてきたので、それが結果的にさっき言ったBKの変化だったり、ターンオーバーが増えた理由だと思います。

――一方で、桑山淳生(スポ3=鹿児島実)選手が帝京大戦後に「フォワードがディフェンスを頑張ってくれたおかげです」という話もしていました

一同 (笑)。

佐藤真 ただ、フォワードから言っても同じことで。ディフェンスもフォワードが良くてBKが悪かったら意味ないですし、ディフェンスは全員つながっているので、お互いに褒め合うのと同じことだと思います。ちょっと違うか。

西田 BKがいいディフェンスできるのはフォワードがノミネートして、前に出てくれているからということだと思うので。そういった意味では自分たちがちゃんと前に出た分、BKちゃんと決めてくれよという思いはありますね。で、BKが決めてくれたら「BKありがとう」だし、「俺たちができたのはフォワードのおかげだよ」ということだと思うんですけどね。

佐藤真 で、フォワードが前に出られるのもBKが外から声を出して「お前そこだよ」ってノミネートさせてくれたからって、全部つながっているので。

――好循環ができているんですね

佐藤真 そうです。

西田 それいい言葉(笑)。

――ただ、課題としてセットプレーが挙げられると思うんですが、そこについてはどのように感じますか

佐藤真 スクラムに関してはフロントローが言っていることがすべてだと思います。ラインアウトは最近レベルも高くなってきていると思います。筑波大戦すごい良い相手だと思っているので。対抗戦のなかでもトップクオリティーのラインアウトをしてきますし、ディフェンスもしてくるので、そこでどうなるかだと思います。スクラムに関しては全員でまとまり切れていないっていうのもありますし、僕らのスクラムにムラがあるいうのは安藤コーチもおっしゃっていて。これもたくさん組んでいくことで、試合を重ねることで身についていくと思うので。あとは、3番の小林(小林賢太、スポ1=東福岡)の感覚だったりとかも経験で培うものだと思うので。筑波大は80分間同じスクラムを組んでくるので、そこでどう戦えるかはこの対抗戦において重要なことになるかなと思います。

――また、お二人はAチーム,Bチームともに今季経験していますがAとBの間で感じる違いなどはありますか

佐藤真 Bに4年生がたくさんいるんですけど、Aには宮里(宮里侑樹、スポ4=名護商工)がいるくらいなので。ただ、全然喋らなくて。Bチームは4年生がたくさんいるので、そういう面ではBチームのほうがよくしゃべっているかなと思います。

西田 Aチームのほうが上手くて出ている選手が多くて、その分個人の判断ができるから成り立っている部分はあると思うんですけど、逆にBチームはAよりかは判断力は劣っていると思っていて、それを補うのは声だと思うので。そういう意味ではAチームよりBチームのほうが声を出さないといけない部分はあるとおもうので、それがBチームが4年生が多くて声を出しやすい環境が整っているので、今年は夏合宿の東海大B戦とかはいい形で終わることができたんですけど、それはちゃんと声を出してというのをやったおかげで上手くいったのかなと思いますね。

――今年のAチームは3年生が多いですが、練習や試合中などでのコミュニケーションの部分についてはどのように感じていますか

佐藤真 喋っていますよ。

西田 後輩たちも学年関係なく喋られる環境は整っていると思います。そういった意味では、3年生が喋って仕切れるというのもありますし、4年生が引っ張ってやろうと思っている人は4年生が喋っているし。皆が喋れる環境があって、全員喋っていると思います。ただ、Bチームは4年生が多いので、「勝ちたい」という思いが強いので、4年生が声を出しているのは違いかなとは思います。

佐藤真 Aチームだったら喋るのは、岸岡(岸岡智樹、教3=大阪・東海大仰星)、幸重、徹とかですね。

西田 あと、中山(中山匠、教3=東京・成城学園)。

佐藤真 崇真(丸尾崇真、文構2=東京・早実)もちょいちょい喋りますね。2年生の中では彼が一番喋ると思います。

――ちなみに、4年生の宮里選手はいかがでしょうか

佐藤真 喋らないですね(笑)。

一同  (笑)。

西田 喋らないね。

佐藤真 そもそも考えていることがほかの人とは違うので。

西田 でも、あいつ自身に「喋れよ」って言っても、下手に喋るより自分はプレーで引っ張る人間だと思っている部分があるので、その形でチームを引っ張ろうとしているのは僕らも感じるので。そこはいいところだよね、プレーで引っ張るっていうのは。自分が口下手っていうのもあると思うし、そういう風に感じている分、自分はプレーで引っ張ると試合前にも言っていたので。それで、夏合宿一杯いいプレーしていたので、有言実行しているなと感じますね。

――好循環が生まれているんですね

佐藤真 はい(笑)。

西田 (笑)。

最後の対抗戦

――対抗戦開幕を控え(取材当時)、現在どのような心境ですか

西田 現在Aチームは4年生が少ないという現実があるんですけど、4年生がつくるチームだと思うので、対抗戦始まるんですけど、常に練習中4年生がアピールして、いかにメンバーに入れるかというのがチームの活気や雰囲気の良さにつながると思うので、そういった意味では対抗戦に向けて全部員がメンバーに食い込んでやろうという意識がないといけないと思います。そういった意味では、気合入っている選手は多いと思うので、4年生がもっと熱くなってチームを盛り上げていきたいと思います。

佐藤真 強平がそういう視点で言ったので。どちらにせよ、僕らの代は今後の人生でラグビーをしない人が多いので、命を懸けるというか、アドレナリンを思いっ切り出してプレーするのも残り4カ月なので、みんな、特に4年生は悔いのないように、全力で取り組んでいきたいなと思います。

――注目してほしいポイントなどがあれば教えて頂けますか

佐藤真 色々あるので言い出したらキリがないんですけど、今年のスローガンを『Moving』って掲げていて、早大はタックルして立ち上がってっていうのを繰り返すチームだと昔から思っていましたし、ユニフォームも原点回帰したので、昔のワセダのように相手よりも動いて、「あいつまだ立ち上がるのか」となるくらいのワセダを見てほしいですね。

西田 僕も落ちているボールを先に取るのがワセダだと常日頃から言われているので、『Moving』と一緒なんですけど、ミスボールにすぐ反応するとか、そういった泥臭さに注目してほしいなと思います。

――では、ラストイヤーに向けて意気込みをお願いします

西田 ラストイヤー、僕自身も試合に出たうえで日本一を勝ち取りたいと思っているので、常日頃から体を張っていきたいと思います。

佐藤真 キャプテンでフランカーといったら、チームで一番体張るし、全員がきついときに動けるのがキャプテンのあるべき姿だと思っているので、言葉よりもプレーで体を張って見せていきたいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 新開滉倫、写真 藤岡小雪)


主将と副将が『Moving』を体現してくれるでしょう!

◆西田強平副将(にしだ・きょうへい)(※写真左)

1996(平8)年8月8日生まれ。172センチ88キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部4年。激しいタックルと1対1が持ち味の西田選手。試合中でも力強いタックルで相手選手を止める場面がよく見られます。是非ご注目ください!

◆佐藤真吾主将(さとう・しんご)(※写真右)

1996(平8)年8月29日生まれ。179センチ93キロ。東京・本郷高出身。スポーツ科学部4年。取材当日の昼は新ジャージ発表の記者会見があり、主将として壇上で約2分間スピーチしました。大勢の記者の前ということもあり、とても緊張したそうです。