男子リーグ最終戦は、1部残留のため負けられない早大との一戦となった。序盤から落ち着いて的中を伸ばし、早大に1度もリードを許さず快勝。1部残留を決め、来年度のチームの飛躍を予感させた。◆9・9~10・7 東京都学生リーグ戦(各大学弓道場)▼…
男子リーグ最終戦は、1部残留のため負けられない早大との一戦となった。序盤から落ち着いて的中を伸ばし、早大に1度もリードを許さず快勝。1部残留を決め、来年度のチームの飛躍を予感させた。
◆9・9~10・7 東京都学生リーグ戦(各大学弓道場)
▼9・30
<男子>(国学院大弓道場)
○明大 144中―116中 早大
最終戦を完勝で締めくくった。対戦相手は全国選抜大会準優勝の早大。終始安定した的中を続け、144中―116中と28中差をつけ勝利を挙げた。皆中者はいなかったものの、チーム全員が16中以上と高い的中をみせた。中でも、川久保虹弥(政経3=鹿沼東)、元川海徳(営3=川崎市商)の3年生コンビは19中を記録。リーグ戦全体でも昨年度よりも高い総的中率を記録するなどチームの成長を見せつけた。「絶対に勝たなければいけない試合だったので、勝てて良かった」(元川)。来年度最高学年となるチームの核が、今シーズン最終戦でチームを勝利に導いた。
今年度のリーグ戦は2勝2敗で終了。2敗はどちらもわずか1中差での敗戦となり「1本的中させていればという試合が多かった」(元川)と一本一本の重みを痛感するリーグ戦となった。「今年の悔しさを思い出しながら、来年に繋げる」(川久保)。今シーズン、あと一歩のところで勝てなかった悔しさを胸に秘め、来シーズンに向けて新たなスタートを切る。
[上松凜助]
試合後のコメント
川久保
――1部残留が決まりました。
「そこの点にだけ関して言えばよかったのかも知れません。ですが今回のリーグ戦という話だと負けた試合も目立ちました。法大とやった時はレベルの高い試合だったと思うのですが、日大とやった試合は自分も当たらなくてもったいないと思いました。ただ、2戦目以降は自分たちの力が出せた試合かなと思うので、昨年一昨年よりはいい試合だったと思います」
――来年度に向けてはいかがですか。
「全体での練習はないのですが、今シーズンで色々経験しました。勝った試合より負けている試合の方が多いので今年の悔しさを思い出しながら、来年に繋げていきたいなと思います」
元川
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「個人的には1本外してしまったのでそれが悔いですけど、明治としては絶対に勝たなければいけない試合だったので、勝つことができて良かったと思います」
――今シーズン最終戦が終わりましたが、今シーズンはどういったシーズンでしたか。
「勝てなかったのが全てです。全関から選抜、インカレは毎回競射で負けていて、今回のリーグ戦でも1本中てていれば、勝つか、同中までいけるかという試合が多かったので、全関東から同じような結果でここまできてしまったのが良くなかったと思います」
――来年度に向けてはいかがですか。
「一番は今シーズンのことを忘れないことが大事だと思います。悔しい気持ちとか良かったこと、嬉しかった思い、改善点などを各々が来シーズンまでしっかりと持っていてくれれば、今年の結果を超えられるのではと思います」