〝4度目の正直〟だ。5月の春季1部2部入替戦で敗れている中大と対決。3―2で大接戦を制し、2年ぶりの1部復帰を決めた。最後のリーグ戦となる4年生が最高のパフォーマンスを発揮した。◆9・30 関東大学秋季1部2部入替戦(千葉商大体育館)&n…

 〝4度目の正直〟だ。5月の春季1部2部入替戦で敗れている中大と対決。3―2で大接戦を制し、2年ぶりの1部復帰を決めた。最後のリーグ戦となる4年生が最高のパフォーマンスを発揮した。

◆9・30 関東大学秋季1部2部入替戦(千葉商大体育館) 

▼男子

池田●0―2佐藤

澁谷○2―0本間

酒井・仁平澄組●1―2中田・柴田組

武石・西谷組○2―0西方・森岡組

仁平澄○2―0中川

  大役を見事に果たした。チームカウント2―2の大一番で第3シングルスを任されたのは仁平澄也(政経2=埼玉栄)。1ゲーム目は「焦らずに自分のプレーを」とじっくりラリーを展開。浮いた球は逃さず沈める堅実な試合運びにより21―11で圧勝。勝負の2ゲーム目は相手の思い切りの良いプレーに防戦必至。中盤には股関節付近を痛めるアクシデントもあったが、ここでも冷静だった。厳しい猛攻を丁寧に返球し続け21―17で勝利。念願の1部復帰を果たした。

  4年生の意地も光る試合となった。第2シングルスの澁谷勇希主将(政経4=埼玉栄)、第2ダブルスの武石優斗(商4=札幌一)・西谷春樹(政経4=青森山田)組はそれぞれ敗れた後輩の後に出場。チームの勝敗を分ける場面で値千万の白星をもたらした。「4年生の背中をチームに見せられた」(澁谷)。頼もしい先輩が1部復帰という最高の置き土産をチームに残した。

  次なる舞台は1年間の集大成・インカレだ。宿願を果たし、波に乗る明大男子がどのような活躍を見せてくれるのか。栄冠を目指し大暴れする姿に期待だ。

[山根太輝]

試合後のコメント

仁平

――自分自身の手で1部復帰を決めました。

 「すごく嬉しいですね。ずっと1部でやりたいと思っていたので。今日はダブルスで負けてしまったので、その分最後勝たなきゃいけないと思っていました」

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「メインはダブルスでやっているので優勝を目指したいと思います。シングルスは楽しく自分らしいプレーができればいいなと。その上で結果が付いてくればいいと思います」

 澁谷

 ――大学生活最後のリーグ戦はどうでしたか。

 「今まで2部で辛い思いやきつい思いをしてきましたが、最後に後輩に1部で戦う場をプレゼントできたのは嬉しいですし、後輩にも1部で頑張ってもらいたいと思います」