「ATP250 深セン」(中国・深セン/9月24~30日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で予選勝者で世界171位の西岡良仁(日本/ミキハウス)がピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦。第1セットは7-5で西岡が先取し…

「ATP250 深セン」(中国・深セン/9月24~30日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で予選勝者で世界171位の西岡良仁(日本/ミキハウス)がピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦。第1セットは7-5で西岡が先取した。

両者は今回が初の対戦となる。現在、世界ランキング67位のエルベールは、2回戦で世界15位のステファノス・チチパス(ギリシャ)を破るなどして勝ち上がっている。一方の西岡も予選から勝ち上がった疲れもあるだろうが、準決勝では「全仏オープン」で惜敗を喫した、世界28位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)にフルセットの末に勝利して決勝に勝ち上がってきている。両者ともにこの試合に勝利するとATPツアーでの初タイトルを獲得することになるが、予選を含め今大会6試合を勝ち抜いてきた西岡のタイトル獲得に期待したい。

第1セットはエルベールのサービスゲームから始まった。序盤3ゲームはお互いにキープが続いたが、第4ゲームで15-40とエルベールにブレークポイントを握られる。それでも2本のブレークポイントをしのいだ西岡がキープし、ゲームカウント2-2とした。

そして第5ゲームで西岡は40-0のところから連続でポイントを奪うと、このチャンスを活かしてブレークに成功する。しかし、直後の第6ゲームであっさりとブレークを許してしまい、ゲームカウント3-3のイーブンとされた。

そこからお互いにキープして迎えた第9ゲームで、西岡は0-40と3本のブレークポイントを握ったが、エルベールに連続でポイントを奪われてキープされ、チャンスを活かすことができなかった。

それでもゲームカウント5-5とした第11ゲームで西岡は再び15-40とチャンスをつかむと、エルベールがダブルフォルトをしてブレークに成功。

そして西岡のサービング・フォー・ザ・セットとなった第12ゲーム、粘るエルベールを振り切って西岡がキープし、第1セットを7-5で先取した。

西岡は第1セット、相手のセカンドサーブを落ち着いて対応し73%のポイント獲得率を誇った。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 深セン」準決勝での西岡

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)