「ATP250 深セン」(中国・深セン/9月24~30日/ハードコート)の大会6日目男子シングルス準決勝、予選勝者で世界171位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が第5シードで世界28位フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と対戦。1-6、6-3…

「ATP250 深セン」(中国・深セン/9月24~30日/ハードコート)の大会6日目男子シングルス準決勝、予選勝者で世界171位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が第5シードで世界28位フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と対戦。1-6、6-3、7-6(5)のフルセットで西岡が見事勝利し、自身初のツアー決勝進出を決めた。試合時間は2時間19分。

勝利した西岡は決勝で、世界67位のピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦する。

西岡にとって準決勝の相手ベルダスコは、「全仏オープン」で4時間22分にも及ぶフルセット死闘の末に惜敗した相手。準々決勝で勝利後に西岡は、自身のtwitterアカウントで「約二年ぶりの準決勝!予選から5試合戦ってますが、まだ頑張ります。次はベルダスコ選手です。全仏以来なのでとても楽しみです!!」と意気込んでいた。

一方のベルダスコは、準々決勝でアンディ・マレー(イギリス)をストレートで破って準決勝に勝ち上がってきていた。

試合はベルダスコのサービスゲームから始まった。すると西岡は、立ち上がり第2ゲームでいきなり相手にブレークを喫する。1-4で迎えた第6ゲームでもブレークを喫すると、続く相手のサービング・フォー・ザ・セットで相手の222km/hの超高速サービスもあり第1セットを奪われた。

第2セットは第2ゲームで先に西岡がブレークを奪うも、直後にベルダスコの強烈なフォアハンドストロークですぐさまブレークバックを喫した。それでも西岡の3-2で迎えたリターンゲームに再びブレークを奪うと、第2セットは西岡有利の展開に。ベルダスコはボールパーソンの少年に苛立ちをぶつける場面も見られた。西岡は5-3で迎えたサービング・フォー・ザ・セットをしっかりとキープし、勝負は最終第3セットに。

第3セットは両者キープで迎えた第7ゲーム、ベルダスコのダブルフォルトもあり西岡が先にブレークに成功した。しかし直後のゲームにブレークバックを許すと、続く第9ゲームは両者激しい攻防に。西岡はブレークポイントを握るも、ベルダスコの223km/hのサービスエースでここを凌がれた。

結局最終セットはタイブレークまでもつれ込む。タイブレークでも両者ミニブレークのない中、西岡の6-5でのマッチポイントで相手が痛恨のダブルフォルト。最後は西岡がフルセット激闘を制した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 深セン」での西岡

(Photo by VCG)