東京六大学野球秋季リーグ戦対慶大
2018年9月28日(金)
神宮球場

明大戦も粘り強く勝ち点を手にした法大が次に挑むのは、2連覇中の慶大だ。『チーム力』が六大学の中でも優れている慶大から勝ち点を奪うには、『チーム力(総合力)』で対抗しなければならない。攻守にスキを作らず、今こそ結束を示せるか。勝ち点3を獲得と、単独首位の座を競う戦いが幕を開ける。

展望


今季も慶大打線は手ごわい。ここまで5試合計29点と、1試合の平均得点は5.8点。打率ランキングでリーグ2位の打率.500、本塁打ではリーグトップの3本塁打を誇る中村健人、シュアな打撃が持ち味の同.385の瀬戸西純、同.333、2本塁打と長打が光る嶋田翔らが好調を維持。柳町達は明大1、2回戦こそ無安打だったが、同3回戦で3安打猛打賞と復調の兆しをみせる。

猛打賞を放つなど、復調の兆しの見られる柳町

4番にすわる郡司裕也も、現在は.222と苦しんでいるが、打者としても、また捕手としても油断はならない存在だ。

三浦銀二(キャ1)、高田孝一(法2)ら、登板が予想される先発投手陣には、粘り強く先制点を許さない投球が求められる。

いまだ0勝も、三浦とともに好投を続ける高田

一方の投手陣は強力打線の恩恵を受けつつ、しっかり試合を作っている。先発は高橋祐樹、髙橋亮吾、森田晃介、また菊地恭志郎らが予想される。

監督もキーマンに挙げ、昨季は軸となった髙橋亮

その中でも、今季好調ぶりを見せているのは高橋佑樹だ。明大1回戦では8回1失点、同3回戦では8回3失点とそれぞれ好投をみせ、明大から勝ち点奪取に大きく貢献した。昨季の法大1回戦では3点ビハインドの4回から2番手で登板。3回無失点と抑え、慶大に逆転勝利を呼び込んだ。

彼らに対し、法大は打率.500の小林満平(法4)、同.391の川口凌(人4)、同.375の相馬優人(営3)、さらに今季リードオフマンとしてブレイクし、同.345の好成績を残している宇草孔基(営3)ら左の好打者で対抗していく。昨季から一転好調の小林、川口凌には、「チーム内でも、1番2番を争うくらいに練習している。頼もしい」と青木久典監督も期待を寄せる。

現在チーム内で打率がトップの小林

そうした選手たちが、向山基生(営4)、中山翔太(人4)らクリーンアップの前にどれだけ好機を作れるかが慶大投手陣攻略の鍵を握るだろう。

昨季は、法大投手陣が慶大打線を抑えきれず2連敗を喫した。だが、あの時にはなかった勢いと粘りが今はある。リベンジを果たし慶大から勝ち点を奪えば、悲願の優勝に大きく近づくことは間違いない。秋のオレンジ旋風の勢いそのままに『陸の王者』を黙らせる。(藤原陸人)