中国四川省の成都で9月28日に開幕する「卓球の女子ワールドカップ2018」が前日の27日、予選グループリーグの組み合わせ抽選会を行いドローが決まった。
大会初日の予選グループリーグは出場選手全20人のうち、シード選手8人を除く12人がA~Dの4グループに3人ずつ分かれ、総当たり戦を実施。その結果、上位2人(計8人)が決勝トーナメントに進出し、シード選手8人と計16人で優勝を争う。
日本からエントリーしている石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)は石川が第2シード、平野が第5シードのため、初戦は大会2日目の29日に始まる決勝トーナメントの1回戦。本番まで2日ある2人は会場の四川省体育館で午前と午後に分けて練習を行い、現地調整に精を出した。
練習を終えた2人はともにリラックスした様子で、石川は「試合に向けて明日もう一日、準備できるのは嬉しい。去年(の同大会)は1回戦で負けてしまったので、まずは1回戦を勝てるように頑張りたい」、平野は「この会場に来たのは3回目。(中国の地元だが)アウェーは嫌いじゃないので心配なくできると思う。一戦一戦、頑張りたい」と程よい緊張感で話している。
なおシード選手の顔ぶれと予選グループリーグの組み合わせは次の通り。決勝トーナメントのドローは28日の予選グループリーグ終了後、再び組み合わせ抽選会が行われ決定する。
<第1~8シード>
1 朱 雨玲(中国)
2 石川 佳純(日本)
3 丁 寧(中国)
4 鄭 怡静(台湾)
5 平野 美宇(日本)
6 ソ ヒョウォン(韓国)
7 杜 凱キン(香港)
8 ポルカノバ(オーストリア)
<予選グループリーグ>
A:リー・ジエ(オランダ)、エクホルム(スウェーデン)、キム ソンイ(北朝鮮)
B:サマラ(ルーマニア)、陳 思羽(台湾)、メシュレフ(エジプト)
C:ジャン・モー(カナダ)、ポータ(ハンガリー)、レイ・ジェン ファン(オーストラリア)
D:セーチ(ルーマニア)、リュウ・ジャ(オーストリア)、ウー ユエ(アメリカ)
(文=高樹ミナ)