3日の日本ハム戦で先発するソフトバンクの中田賢一。チームは12カードぶりの負け越しを喫したが、今季初の同一カード3連敗を阻止するために、マウンドでの健闘を誓った。■「頭と身体が一致するように」必死の投げ込み調整を行ってきた右腕 3日の日本ハ…

3日の日本ハム戦で先発するソフトバンクの中田賢一。チームは12カードぶりの負け越しを喫したが、今季初の同一カード3連敗を阻止するために、マウンドでの健闘を誓った。

■「頭と身体が一致するように」必死の投げ込み調整を行ってきた右腕

 3日の日本ハム戦で先発するソフトバンクの中田賢一。チームは12カードぶりの負け越しを喫したが、今季初の同一カード3連敗を阻止するために、マウンドでの健闘を誓った。

 工藤公康監督のアドバイスもあり、今季途中からよりスムーズな投球フォームに切り替えたが、「少しでも頭と身体が一致するように、傾斜(のあるブルペン)で投げないと思って」。必死の投げ込み調整を行ってきた。

「シーズン中にしては(投げ込みの)球数は多いです。前回も前々回も連続四球があるので、(ピッチングの)内容をもっと良くしないと。与えていい四球と与えてはいけない四球はあると思いますが、いずれにしても連続は良くないですからね」

■昨年8月の投げ合いは中田が勝利、「大谷くんも意識はするはず」

 このカードで、和田毅、東浜巨というソフトバンク先発陣に黒星をつけた日本ハム打線については「いろんな点の取り方ができるし、すごくつなぐ意識もある」と警戒を強める。しかも投げ合う相手は連勝中の大谷翔平だ。

「一人一人、しっかりと丁寧に投げていきたい。味方の打線を信じて、少ない失点で抑えるだけ。大谷くんも(ソフトバンク打線を)意識はするはずですし、しっかり接戦に持ち込めるようにがんばります」

 中田と大谷が投げ合うのは、昨年8月4日(ヤフオクドーム)以来。その試合では中田が粘りの投球で7回2失点、大谷はソフトバンク打線につかまり大量7失点を喫している。果たして今年の対決はどちらが笑うのだろうか。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura