「全米オープン」では準決勝で膝の故障により無念の途中棄権に終わったラファエル・ナダル(スペイン)。そのナダルは「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)での復帰を目指しているという。大会公式サイト…

「全米オープン」では準決勝で膝の故障により無念の途中棄権に終わったラファエル・ナダル(スペイン)。そのナダルは「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)での復帰を目指しているという。

大会公式サイトに掲載されているインタビューで叔父のトニ・ナダルは「最後に話した時、ラファはパリには復帰するつもりで、アジアツアーには間に合わせることができないから出場しないと話していた」と語っている。

実際ナダルはすでに「ATP500 北京」と「ATP1000 上海」を欠場することを自身のSNSで発表済みだ。

ただトニ・ナダルは「無理して戻ることはない。ラファには経験があるし、無理をすると面倒なことになる。32歳だからすべきなのは、体をケアして急がないことだ」とパリのこの大会に無理に間に合わせる必要もないことを話している。

ナダルは今シーズン「全仏オープン」を含め5大会で優勝しており、シーズン最終戦である「Nitto ATPファイナルズ」への出場権もすでに獲得している。

ただこれまで数々の偉業を達成してきたナダルだが、最終戦には昨年まで13年連続で出場権を獲得した一方、8回しか出場できていない。さらにいまだ優勝はなく、昨年出場した際にも膝の故障により1試合しか戦うことができなかった。

悲願の最終戦優勝のためにも万全の状態で復帰することが期待される。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのナダル

(Photo by Mohammed Elshamy/Anadolu Agency/Getty Images)