男子トップ選手たちによるドリームチームの大会「レーバー・カップ」(アメリカ・シカゴ/9月21日~23日/室内ハードコート)。現地23日に行われた大会3日目、最終日はダブルス1試合、シングルスが2試合終了時点で「チーム・ヨーロッパ」(欧州選抜…

男子トップ選手たちによるドリームチームの大会「レーバー・カップ」(アメリカ・シカゴ/9月21日~23日/室内ハードコート)。

現地23日に行われた大会3日目、最終日はダブルス1試合、シングルスが2試合終了時点で「チーム・ヨーロッパ」(欧州選抜)がトータル13ポイントに到達(「チーム・ワールド」(世界選抜)は8ポイント)。この結果、今年2回目の開催となる同大会で「チーム・ヨーロッパ」が連覇を果たした。

■ロジャー・フェデラー(スイス)/アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)のダブルスは敗れる。

フェデラー/ズベレフは、ジョン・イズナー(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)に6-4、6(2)-7、9-11で惜しくも敗れた。

第1セットはフェデラー/ズベレフが1度ブレークを奪い先取。しかし第2セットはタイブレークをものにできずセットを奪われた。同大会では10ポイント先取のスーパータイブレーク制となる最終第3セット。フェデラー/ズベレフは惜しくも競り負け「チーム・ワールド」(世界選抜)に先制を許した。

勝利したイズナー/ソックは、勢い良く飛び跳ねて歓喜。同じチームのメンバーと抱き合って盛り上がりを見せた。

■フェデラーはイズナーに苦戦も勝利。

フェデラーはイズナーに6(5)-7、7-6(6)、10-7で勝利した。第1セットはタイブレークに突入し、最後はイズナーにリターンエースを決められセットを奪われたフェデラー。

続く第2セットでも、お互い譲らずタイブレークに突入。タイブレークでは、一度はマッチポイントを握られたフェデラーだったが、このピンチを凌ぎセットカウント1-1とした。スーパータイブレークはフェデラーがものにし、苦戦するも勝利した。◇   ◇   ◇

【レーバー・カップのルール】

「レーバー・カップ」は、青いウェアの「チーム・ヨーロッパ」(欧州選抜)と赤いウェアの「チーム・ワールド」(世界選抜)の2チームに分かれてのチーム対抗戦。大会初日は1試合の勝利ポイントが1ポイント、2日目は2ポイント、最終3日目は3ポイントを獲得するルール。3日間で計12試合(各日シングルス3試合・ダブルス1試合)行い、計13ポイント以上獲得したチームが勝利となる。(もし計12試合でトータルポイント12-12のイーブンとなった場合、ダブルス1試合を追加で行って勝敗を決する)

【レーバー・カップ 3日目の試合結果】

「チーム・ヨーロッパ」の勝利。

◆トータルポイント

「チーム・ヨーロッパ」13-8「チーム・ワールド」

※左:「チーム・ヨーロッパ」、右「チーム・ワールド」

第1試合(ダブルス)

●ロジャー・フェデラー(スイス)/アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4、6(2)-7、9-11 〇ジョン・イズナー(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)

第2試合(シングルス)

〇ロジャー・フェデラー(スイス)6(5)-7、7-6(6)、10-7 ●ジョン・イズナー(アメリカ)

第3試合(シングルス)

〇アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6(3)-7、7-5、10-7 ●ケビン・アンダーソン(南アフリカ)

【レーバー・カップ 両チームのメンバー】

◆「チーム・ヨーロッパ」

キャプテン:ビヨン・ボルグ(スウェーデン)

ロジャー・フェデラー(スイス)

アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

ダビド・ゴファン(ベルギー)

カイル・エドマンド(イギリス)

ジェレミー・シャルディ(フランス)※控えの選手

◆「チーム・ワールド」

キャプテン:ジョン・マッケンロー(アメリカ)

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)

ジョン・イズナー(アメリカ)

ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)

ジャック・ソック(アメリカ)

ニック・キリオス(オーストラリア)

フランシス・ティアフォー(アメリカ)

ニコラス・ジャリー(チリ)※控えの選手(テニスデイリー編集部)

※写真は「レーバー・カップ」で連覇を果たしたチーム・ヨーロッパのメンバー

(Photo by Bilgin S. Sasmaz/Anadolu Agency/Getty Images)