46年ぶりの3連覇を目指す慶大が7対3で明大を退け、今カード2勝1敗で勝ち点を獲得した。

 1勝1敗で迎えた3回戦。前日12安打7得点の明大は、春3勝を挙げた伊勢大夢(3年・九州学院)が今季初先発。対する慶大は、2日前の1回戦で8回4安打1失点の好投で勝ち投手となった髙橋佑樹(3年・川越東)が中1日での先発マウンドに上った。

 試合は序盤から動いた。2回表、慶大が2死1、2塁から1番・中村健人(3年・中京大中京)が詰まりながらもレフト前に落として1点を先制。対する明大は3回裏、3本のヒットで1死満塁として4番・平塚大賀(4年・春日部共栄)のタイムリー。3回を終えて1対1の同点となった。
 迎えた5回表だった。明大は3回から継投に入り、竹田祐(1年・履正社)の後、この回は前日完投勝利を挙げた森下暢仁(3年・大分商)がマウンドへ上がったが、慶大が3番・柳町達(3年・慶應)、4番・郡司裕也(3年・仙台育英)、5番・内田蓮(4年・三重)のクリーンナップ3連打で勝ち越しに成功すると、さらに6番・嶋田翔(2年・寿徳)が「追い込まれていたので、とにかくバットに当てようと思った。甘く入って来た球を仕留められた」とレフトへ豪快な3ラン。2日前の1回戦で決勝弾を放った男は、中1日での今季2号本塁打に「1戦目のホームランはちょっと上がり過ぎでどうかなと思ったんですけど、今日は打った瞬間入ったと思いました」と納得の笑み。続く6回にも郡司のタイムリーと内田の犠牲フライで2点を追加し、一気にリードを広げた。

5回表、3ランを放った慶大・嶋田が笑顔でホームイン

 投げては、先発の髙橋佑が「今日は野手が中盤で大量点を取ってくれたので楽に投げられた」と8回を9安打も要所を締めて3失点。慶大の大久保秀昭監督は「1戦目に続いてしっかりとゲームメイクしてくれた。そのリズムが打線に伝わった」と計109球の力投を演じた3年生左腕を称えた。
敗れた明大は、エースの森下が1アウトも取れずに4失点で降板。打線は6回に越智達矢(4年・丹原)の2ランで2点を返したが、8回のチャンスを併殺打で潰すなど拙攻も目立ち、相手の11安打に匹敵する計9安打を活かしきることができなかった。

8回109の力投で勝ち投手となった慶大・髙橋佑

■慶應義塾大vs明治大3回戦
慶応義塾大 010 042 000=7
明治大   001 002 000=3

【慶】○髙橋佑、髙橋亮-郡司
【明】伊勢、竹田、●森下暢、髙橋裕、入江-西野
本塁打:慶應義塾大・嶋田《5回3ラン》、明治大・越智《6回2ラン》

◎慶應義塾大・大久保秀昭監督
「よく勝ちました。集中打が出て、優位に試合を運べた。相手の全投手に対応してくれたと思います。その中で髙橋佑樹が、3点は取られましたけど、1戦目に続いてしっかりとゲームメイクしてくれた。そのリズムが打線に伝わったと思います。(3ランの嶋田は)よく三振もしていますけど、一番いいところで打ってくれた。(1戦目に続いての本塁打で)宝くじが2回当たったという感じですが、それで終わらないようにしてもらいたい」

◎慶應義塾大・嶋田翔(2年・樹徳)
「(5回の3ランは)前の2打席で三振していたので、何とか追加点を取りたいと、とにかくバットに当てることを考えて打席に入った。打ったのは真ん中高め。甘く入って来た球を仕留められた。1戦目のホームランはちょっと上がり過ぎでどうかなと思ったんですけど、今日は打った瞬間入ったと思いました。昨日、森下さんを9イニングまで投げさせることができた影響があったんじゃないかと思います。(主将の)河合さんがケガで試合に出られない中で、3年生以下でやってやるぞという気持ちだった。河合さんが抜けても僕がカバーするんだという気持ちでやって行きたい」

◎慶應義塾大・髙橋佑樹(3年・川越東)
「1戦目の方が疲れました。今日は野手が中盤で大量点を取ってくれたので楽に投げられた。外野手の守備にも救われましたし、野手の人が8回まで投げさせてくれたと思います。3連覇というよりも、来週の法政戦に向けてやって行きたい」