中日―ヤクルト23  30セーブ目を挙げ、ファンの声援に応えるヤクルト・石山=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€ 東京ヤクルトが5投手の完封リレーで中日に勝利。守護神の石山泰稚が最終回を締めて今季30セーブ目を挙げた。 「一人一人、…

中日―ヤクルト23  30セーブ目を挙げ、ファンの声援に応えるヤクルト・石山=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€


 東京ヤクルトが5投手の完封リレーで中日に勝利。守護神の石山泰稚が最終回を締めて今季30セーブ目を挙げた。

 「一人一人、しっかり打ち取っていくという意識を持って投げました」と石山。2対0で迎えた9回に登板すると、先頭の高橋周平を137キロのフォークで3球三振に仕留めると、続く亀沢恭平をライトフライに仕留めて2アウト。代打・藤井淳志にヒットを許したが、最後は代打・福田永将を149キロの内角ストレートで捕邪飛に仕留めた。

 ドラフト1位入団から今季で6年目。昨季は主にセットアッパーとしてチームトップの66試合に登板し、今季は守護神として最終回のマウンドに上り、この日で2015年のバーネット以来の30セーブ達成。日本人選手に限ると、2005年の石井弘寿以来球団4人目の記録に「チームが勝てばいいと思って投げている結果が、こういう数字につながってうれしい」と胸を張った。

 これでリーグトップの山﨑康晃(横浜DeNA)とは2セーブ差。セーブ王も狙えるが、「タイトルよりはチームが勝つほうが優先なので、チームが勝てるようにしっかり貢献したい」と石山。周囲への感謝を持ってマウンドに上っている30歳は「絶対勝つという強い気持ちを持って投げることです」と抑えとしての心構えを改めて自らに言い聞かせていた。