「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)の大会6日目、女子シングルス準決勝で、第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界37位のカミラ・ジョルジ(イタリア)と対戦。第1セットは6-2で大坂が…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)の大会6日目、女子シングルス準決勝で、第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界37位のカミラ・ジョルジ(イタリア)と対戦。第1セットは6-2で大坂が先取した。

両者は今回が初の対戦となる。2回戦で第1シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を破っているジョルジについて大坂は「一度も対戦したことのない選手ですが、試合しているのを見たことはあります。何回も番狂わせを演じてきた選手なので難しい、大変な試合になるんじゃないかとは思いますけど、それを楽しみにしているところもあります」と語った。2年ぶりの決勝進出、凱旋大会での優勝を目指し、今日も我慢のプレーで勝利を飾ることができるのか、期待がかかる。

第1セットはジョルジのサービスゲームから始まった。第1ゲーム、ジョルジの強烈なサーブで40-0とされた大坂は、粘ってデュースに持ち込むも、やはりサーブに阻まれてブレークすることができない。しかし、大坂も負けじと強力なサーブを打ち込み、第2ゲームをキープした。

序盤はともにサービスゲームをキープし合ったが、先にチャンスをつかんだのは大坂。第5ゲームで15-40と2本のブレークポイントを握った。大坂は角度をつけたショットでジョルジを走らせてオープンコートを作りブレークに成功。そして続く第6ゲームでは鮮やかなサーブを次々に決めてキープし、リードを保った。

さらに第7ゲームで大坂はデュースまで持ち込み、必死にボールを追ってブレークポイントを握る。続くプレーでジョルジのショットがわずかにロングとなって2ブレークアップ、ゲームカウント5-2とした。

そして第8ゲームが大坂のサービング・フォー・ザ・セットとなった。ここでも大坂のサーブが冴え、ラブゲームでキープして6-2で第1セットを先取。大坂は後半5ゲームを連取し勢いをつけた。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」準々決勝での大坂

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)