「サンクトペテルブルク・オープン」(ロシア・サンクトペテルブルク/9月17日~23日/室内ハードコート)の準々決勝で、スタン・ワウリンカ(スイス)は、6-3、6-4でダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を破って準決勝進出を決め…

「サンクトペテルブルク・オープン」(ロシア・サンクトペテルブルク/9月17日~23日/室内ハードコート)の準々決勝で、スタン・ワウリンカ(スイス)は、6-3、6-4でダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を破って準決勝進出を決めた。試合時間は1時間12分だった。

ワウリンカは現在のランキングでこそ88位となっているものの、元世界3位で、強力な片手バックハンドを武器としている。昨年の膝の不調や手術からのカムバックを図っており、復帰後してから白星を重ねつつあるところだ。

試合ではワウリンカは自身のサービスゲームとなった第3ゲームで先にブレークを許し、追いかける展開に。

しかし直後のゲームで30-40のブレークポイントを掴むと、続くポイントでバックハンドの打ち合いからラリーで優勢になると、フォアで左右に打ち分けて最後はウィナーに。すぐさまブレークバックした。

さらに、第6ゲームでもワウリンカは、ジュムホールのサービスをブレーク。逆転で第1セットをもぎ取った。

続く第2セットでも、ワウリンカは序盤の第3ゲームでチャンスに。30-40とブレークチャンスを得たものの、いったんはチャンスを逃す。それでもデュースになってから2度目のブレークポイントで、ジュムホールにミスが出て、先にリードする。

ワウリンカは第2セットでは、ジュムホールにブレークを許さず、優位のまま試合を進める。そして第10ゲームのサービスで、40-15と2マッチポイントを迎えると、最後はサービスエースで試合を決めた。

ワウリンカは今回の試合について「正確に何をすべきか見つけられた。試合のレベルは高かった。緩急をつけられていたし、上手く動けたし、必要な時にアグレッシブにもなれた。完璧な試合だったし、高いレベルの試合に満足している」と語った。

ワウリンカの準決勝の対戦相手はマルティン・クーリザン(スロバキア)に決まっている。クーリザンはデニス・シャポバロフ(カナダ)や第2シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を破り勝ち上がってきている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのワウリンカ

(Photo by Al Bello/Getty Images)