1日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、2カード連続で初戦を落とした。■2カード連続で初戦落とす、4回5失点の和田に「ボール自体は悪くないが…」 1日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、2カード連続で初戦を落とした。先発の和田毅は最…

1日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、2カード連続で初戦を落とした。

■2カード連続で初戦落とす、4回5失点の和田に「ボール自体は悪くないが…」

 1日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、2カード連続で初戦を落とした。先発の和田毅は最高の立ち上がりを見せながらも、2回に相手のダブルスチールで先制を許すと、そこからズルズルと4回5失点。2番手の飯田優也、3番手の岡本健は無失点に抑えたが、打線は9回に中村晃の2ランで零封リレーを免れるのが精一杯。試合後の工藤公康監督は淡々と試合を振り返った。

「(打者は)低めのフォークを含めて見極めをしっかりやっていかないと、相手のピッチャーが(気分的に)のっていく。甘い球を見逃してボール球を振っていた。こういう試合もあるけど、こういう試合にならないようにしないとね」

 前日4度の好機で凡退に終わった長谷川勇也をスタメンから外して吉村裕基を起用したが、その策も効果なし。吉村も3三振に終わった。

 4失点の和田については「ボール自体は悪くないが、鶴岡くんの捕球姿勢を見ている限りでは逆球が多かったかな」と分析。失点の要因については「配球もあるけどね」と語った。

■「対処する方法はある」と鶴岡にアドバイス

「相手打者に粘られる中でうまく打たれたところはある。(相手打者は)イメージとして逆方向にというのがあったし、変化球ならセンターへという感じだった。相手がどういう風に打ってくるのかがわかれば対処する方法はあるということを、試合中にも鶴岡くんには伝えたよ。

 自分の思いどおりにピッチャーの球が来るわけじゃないから、打者がどう打とうとしているのかがわかれば鶴岡くんの勝ちだよ、とね」

 工藤監督は「切り替えて、また明日いきましょう!」と声を張り上げながら会見の席を立った。

 この日の敗戦で日本ハムとは8.5ゲーム差。まだ慌てる差ではないが、対戦成績は5勝6敗1分と負けが1つ先行する形となった。チームに苦手意識を芽生えさせないためにも、残り2試合の戦い方が重要だ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura