ロッテ―楽天20  プロ初完投で4勝目を挙げた楽天・藤平=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】ƒŠƒ“  東北楽天の高卒2年目右腕・藤平尚真が、17日の千葉ロッテ戦に先発し、プロ初完投勝利を飾った。 ここ3試合の先発登板では、序盤で失点…

ロッテ―楽天20  プロ初完投で4勝目を挙げた楽天・藤平=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】ƒŠƒ“



 
 東北楽天の高卒2年目右腕・藤平尚真が、17日の千葉ロッテ戦に先発し、プロ初完投勝利を飾った。

 ここ3試合の先発登板では、序盤で失点を喫し流れをつかめないから降板という悔しい内容が続いていた藤平。約1ヵ月ぶりの白星へ向け、この日は序盤の投球内容が問われる試合となった。そんな中で藤平は、ストレートを中心として攻めのピッチングで、3回まで相手打線を三者凡退に仕留めていく。4回表まで味方打線が4点を援護してくれる楽な展開となったが、その裏に2点を失ってしまう。そこから藤平はギアをもう一段上げ、千葉ロッテ打線を抑え込んでいく。中でも6回裏には、先頭打者にヒットを浴びるも、後続から3者連続三振を奪って見せた。これで流れをガッチリ摑んだ19歳右腕は、7回以降をノーヒットの抑え、今季4勝目をうれしいプロ初完投勝利で飾った。

 ヒーローインタビューで藤平は、「ここ3試合あまりいい内容のピッチングができていなかったので、なんとしても来年につながるようなピッチングをしたいと思った」とコメント。さらに「19歳最後の登板でこういう試合ができたのはすごくうれしい」と、10代最後の登板での初完投達成を喜んだ。チームは自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性がなくなり、来年へ向けて若手中心の戦いが続いている。そんな中で則本昂大、岸孝之に次ぐ次世代のエース候補として注目される藤平の初完投は、来季への希望の光になったはずだ。