テニスの全英オープン(ウィンブルドン)が6月27日から開幕する。男子テニス世界ランク6位の錦織圭は、第5シードで出場する大会を前に「まずは準々決勝が目標」と語った。23日にロンドンで行われたエキシビションマッチに出場し、リシャール・ガスケに…

テニスの全英オープン(ウィンブルドン)が6月27日から開幕する。男子テニス世界ランク6位の錦織圭は、第5シードで出場する大会を前に「まずは準々決勝が目標」と語った。

23日にロンドンで行われたエキシビションマッチに出場し、リシャール・ガスケに6-2、6-1で勝利を収めた錦織。試合後の会見では、「少しコートが濡れてましたが、第1セット以降は良くなってきました。今日は良い試合ができました」と手応えを口にする。

4回戦進出が最高のウィンブルドンに関しては、「準々決勝まで進んだことがないのでそれが目標になりますね。準決勝進出や決勝進出は大きな挑戦になるでしょう。とにかく1回戦、2回戦で良い試合をしたいですね。自信を持てるようにするため、最初の2試合がすごく重要になります」と語った。

テニスはコートの性質によって求められるプレーが大きく変わるスポーツだ。全仏オープンまで球足の遅いボールが高く跳ねるコートで戦っていた選手たちが、それから数週間で速く低く弾んでくる芝への対応を迫られる。正反対のテニスに素速くアジャストする対応力がトップ選手には不可欠だ。

一発の力が発揮されやすい芝コートでの四大大会を前に、「芝に入ると自然と敵が強く見える。クレーで元気がなかった選手もサーブとフォアとバックの爆発力があれば急に強くなる」と錦織も警戒感を強めた。

錦織圭 参考画像(2016年6月13日)(c) Getty Images

錦織圭 参考画像(2016年6月13日)(c) Getty Images

錦織圭 参考画像(2016年6月13日)(c) Getty Images

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