8回に集中打を見せた立大が8対2で東大に逆転勝利を収めた。

 初回に2死2塁から4番・三井健右(2年・大阪桐蔭)のタイムリーで1点を先制した立大。春6勝(1敗)を挙げたエース・田中誠也(3年・大阪桐蔭)も上々の立ち上がりを見せた。だが、5回に落とし穴。四球の走者を一人置いて、東大の1番・笠原健吾(2年・湘南)にリーグ戦初本塁打となる逆転2ランを許し、追いかける展開となった。打線も2回以降は小林大雅(3年・横浜翠嵐)の前に凡打を続け、2回から6回2死まで無安打に抑え込まれた。

7回4安打1失点と好投した東大・小林大。リーグ戦初勝利が目前だったが・・・

 だが、8回裏にようやく打線が目覚める。代わったばかりの東大の2番手・有坂望(4年・城北)から、1番・種田真大(4年・大垣日大)がライトへ「逆風であまりいい感触ではなかったんですけど、ギリギリ入ってくれて良かった」という同点本塁打。一気に試合の流れを変えると、そこから1死満塁として「前のバッターが敬遠されたので、何としても自分が打ってやろうと思った」という伊藤智也(2年・高田)が走者一掃のタイムリー3塁打。その後も、それまでのうっ憤を晴らすように連打を続け、一挙7得点の猛攻で試合を決めた。

8回裏、立大の伊藤が走者一掃の勝ち越し打を放つ

 立大の先発・田中誠は7回を7安打2失点も12奪三振で「ゲームは作ってくれた。最後は苦しい所で4年生がやってくれたので良かったと思います」と溝口智成監督。田中誠も自身に白星は付かなかったが、逆転勝利に「今日はみんなありがとう!」と試合後のベンチ裏でチームメイトに感謝した。
 敗れた東大は、1年秋からリーグ戦に登板している小林大が7回まで4安打1失点に抑える好投。自身リーグ戦29試合目(先発17試合目)で初勝利目前だったが、2番手以降が捕まって継投ミスが響いた形。悔しい1敗となった。

■東京大vs立教大1回戦
東京大 000 020 000=2
立教大 100 000 07X=8
【東】小林大、●有坂、宮本-三鍋
【立】田中誠、〇中川-藤野
本塁打:立教大・種田《8回ソロ》、東京大・笠原《5回2ラン》

◎立教大・溝口智成監督
「(先発の田中誠は)立ち上がりはいいと思ったんですけど、少し球が高かったかな。タイミングが合ってしまった。でも打たれ流れでも2失点ですから、ゲームは作ってくれた、先行されたのは予想外でしたけど、ゲームを通じて、という意味ではなんとか粘ってくれたと思います。それよりもバッターがちゃんと打っていれば。2回以降無安打でゲームの流れが向こうに行っていた。もう少し打たないといけないけど、最後は苦しい所で4年生がやってくれたので良かったと思います。苦戦しましたが、あまり悲観しないで行こうと思います」

◎立教大・種田真大(4年・大垣日大)
「(同点弾は)逆風であまりいい感触ではなかったんですけど、ギリギリ入ってくれて良かった。結果オーライです。チームにいい流れを呼び込む一打になったので良かったです。(3安打に)リーグ戦は長いので、この調子をいかに続けられるかが大事になる。まず1勝という形でスタートを切れたので、これから優勝に向けて勝利を積み重ねて行きたい」

◎立教大・伊藤智也(2年・高田)
「(勝ち越し打は)前のバッターが敬遠だったので、自分が何とか打ってやろうと思って打席に入った。1、2打席で初球の甘い球を見逃してしまっていたので、あの打席は初球から思い切り振りに行こうと思って、それが良い結果に繋がった。これから右肩上がりで行けるように、明日は入りからいい状態で行きたい」