「全米オープン」では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が男子シングルスで優勝して、7月に行われた「ウィンブルドン」と連続してグランドスラム制覇を成し遂げた。その結果、ジョコビッチの生涯獲得賞金額がロジャー・フェデラー(スイス)の生涯獲得賞金…

「全米オープン」では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が男子シングルスで優勝して、7月に行われた「ウィンブルドン」と連続してグランドスラム制覇を成し遂げた。その結果、ジョコビッチの生涯獲得賞金額がロジャー・フェデラー(スイス)の生涯獲得賞金額を上回った。

31歳のジョコビッチは、自身のキャリアで71個のタイトルを獲得し、準優勝となったのは31度。「全豪オープン」で6度、「全仏オープン」で1度、「ウィンブルドン」を4度、「全米オープン」で3度の優勝を果たし数々の好成績を収めながら、賞金を獲得してきた。

今回、「全米オープン」で優勝して手にした380万ドルの賞金を加えて、ジョコビッチの獲得賞金は2018年9月10日時点で1億1,900万ドルを超えた。そのうち約900万ドルを今年稼ぎだしているところだ。

一方で、ジョコビッチの長年のライバルの一人でもあり今年37歳になったフェデラーは、9月10日時点で約1億1,777万ドル。ジョコビッチが獲得賞金総額でフェデラーを追い抜いた。

また現在世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)の生涯獲得賞金はおよそ1億300万ドル。

ちなみに、錦織圭(日本/日清食品)の生涯獲得賞金は2,021万ドルで、ジョコビッチやフェデラー、ナダルには及ばないものの、巨額を手にしてきている。

30代に入ってもトップレベルで君臨し続けるジョコビッチやフェデラー、ナダルらが今後、獲得賞金額もどこまで伸ばしていくかも注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」表彰式でのジョコビッチ

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)