9月14日から16日に、世界各地でテニスの国別対抗戦である「デビスカップ」が行われる。その各国の代表がそれぞれ大会公式サイトで発表されている。なかでも注目なのは元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)の動向だが、「デビスカップ」ワールドグル…

9月14日から16日に、世界各地でテニスの国別対抗戦である「デビスカップ」が行われる。その各国の代表がそれぞれ大会公式サイトで発表されている。

なかでも注目なのは元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)の動向だが、「デビスカップ」ワールドグループのプレーオフのウズベキスタン戦のメンバーからは外れた。

マレーは「全米オープン」では1回戦でジェームズ・ダックワース(オーストラリア)に6(5)-7、6-3、7-5、6-3で勝利したものの、第31シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に、5-7、6-2、4-6、4-6で敗れ、2回戦敗退。完全復帰までにはまだまだかかる印象を与える結果となった。マレーは現在ランキングはまだ307位と本来の実力からはかなり低く、今回もBBCによると5セットマッチの「デビスカップ」よりも、ツアー離脱の原因となった臀部のリハビリに努めるという。

またイギリスは23歳で世界16位のカイル・エドマンド(イギリス)も同様に出場を見送っており、実力者2名を欠いてプレーオフを戦うことになる見通しだ。

結果、イギリスチームのメンバーは、ジェイミー・マレー(イギリス)、ダニエル・エバンズ(イギリス)、ドミニク・イングロット(イギリス)、ジェイ・クラーク(イギリス)、キャメロン・ノリー(イギリス)のラインアップでプレーオフに臨むことになる。

また「デビスカップ」ワールドグループの準決勝も同じ日程で行われる予定で、スペイン対フランスとクロアチア対アメリカが行われる。スペイン代表には、当初現在世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)も参加を予定していたが、「全米オープン」準決勝で途中棄権に追い込まれた膝の故障からの回復に努めるため、メンバーから外れた。

ナダルは準決勝後の記者会見で「こんな形でリタイアするのは不本意だよ。でもあの状態でプレーを続けるのは不可能だったんだ」と語っていた。

日本については、14日から16日の日程でイギリスと同様にプレーオフを、ボスニア・ヘルツェゴビナを相手に戦う予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのマレー

(Photo by Julian Finney/Getty Images)