引退後のキャリアを見据え、実際に行動を開始アメリカの大学では、秋の学期が始まろうとしている。そこに、セルティックスのスター選手の顔もあった。セルティックスのカイリー・アービングは、ハーバード大学経営学院のプログラムを受講している。そのプログ…

引退後のキャリアを見据え、実際に行動を開始

アメリカの大学では、秋の学期が始まろうとしている。そこに、セルティックスのスター選手の顔もあった。

セルティックスのカイリー・アービングは、ハーバード大学経営学院のプログラムを受講している。そのプログラムは『Crossover Into Business』というプロアスリート向けのもので、現役中、あるいは引退後にビジネス関連の活動を行なうための知識を得るもの。アービングを含む受講者は、メンター役を務める同経営学院で経営学修士を修めた学生とペアを組み、ビジネスに関する判断力を養い、より良いビジネス的決断を下せるように学習していくという。

今年の6月、アービングは『Boston.com』とのインタビューで、バスケットボール選手を引退した後、それに代わって情熱を注ぐことのできることを探していると語っていた。

アービングは「バスケットボールをプレーすること、それに自分の技術を磨くには、多くのことを犠牲にしないといけない。それ以外の時間は、関心があることや、情熱を傾けられることに使うつもりなんだ」と語る。

「もしバスケットボールに費やしてきた時間を使って、ビジネスや投資について学んでいたら、きっと今とは違う場所にいただろうね」

アービングと同じ時期にプログラムの受講を始めたアスリートは、元NFLペイトリオッツのマーテラス・ベネット、ネッツのスペンサー・ディンウィディー、ピストンズのザザ・パチューリア、ナゲッツのポール・ミルサップらで、元ヒートのクリス・ボッシュ、元NBA選手のカロン・バトラー、バックスのパット・カナトンらも過去に同プログラムを受講した。