テニス国別対抗戦である「デビスカップ」のワールドグループへの残留をかけたプレーオフが9月14日から16日に予定されている。日本はボスニア・ヘルツェゴビナと、大阪のITC靱テニスセンターで対戦する。2月に行われたワールドグループ1回戦でイタリ…

テニス国別対抗戦である「デビスカップ」のワールドグループへの残留をかけたプレーオフが9月14日から16日に予定されている。日本はボスニア・ヘルツェゴビナと、大阪のITC靱テニスセンターで対戦する。

2月に行われたワールドグループ1回戦でイタリアと対戦した日本は1勝3敗で敗れ、このプレーオフに臨むことになっていた。今回残留をかけて戦うメンバーには錦織圭(日本/日清食品)や杉田祐一(日本/三菱電機)は含まれておらず、若手が中心に参加する。両チームのメンバーは次の通りだ。

■日本代表メンバー

ダニエル太郎(日本/エイブル):シングルス 72位/ダブルス 808T位/今季ワールドツアー15勝14敗

西岡良仁(日本/ミキハウス):シングルス 170位/ダブルス 527位/今季ワールドツアー4勝10敗

内山靖崇(日本/北日本物産):シングルス212位/ダブルス102位/今季ワールドツアー0勝2敗(ダブルス)

綿貫陽介(日本/日清食品):シングルス 276位/ダブルス 904位/今季ワールドツアー0勝1敗

マクラクラン勉(日本):シングルス --位/ダブルス 21位/今季ワールドツアー27勝26敗(ダブルス)

■ボスニア・ヘルツェゴビナ代表メンバー

ミルザ・バシッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ):シングルス 79位/ダブルス 233位/今季ワールドツアー12勝16敗

Tomislav Brkic(ボスニア・ヘルツェゴビナ):シングルス 240位/ダブルス 146位/今季ワールドツアー0勝0敗

Nerman Fatic(ボスニア・ヘルツェゴビナ):シングルス 539位/ダブルス 843位/今季ワールドツアー0勝0敗

Darko Bojanovic(ボスニア・ヘルツェゴビナ):シングルス 958位/ダブルス 870位/今季ワールドツアー0勝0敗

※両国メンバーのランキング、戦績は2018年9月10日時点のもの

今回のプレーオフでは、14日にシングルス2試合、15日にダブルス1試合、16日にシングルス2試合が行われる予定で、3勝した方が残留となる。今回の対戦で、ランキング通り上位2選手が14日と16日のシングルスに出場すると仮定すると、ダニエル対バシッチ、西岡対Brkicと、リバースシングルスのダニエル対Brkic、西岡対バシッチのカードがそれぞれ実現する見通しだ。

ただダニエルと西岡は両選手ともに、バシッチとBrkicのいずれとも対戦した実績はなく、もし対戦すれば今回が初顔合わせとなる。

「デビスカップ」は2019年から、1年をかけてトーナメントで優勝を争うこれまでのワールドグループのフォーマットを変更。11月に18ヶ国が参加する大会となり、1週間で優勝チームを決める新方式で行われる。今回のプレーオフ勝者は、11月の大会を目指して、来年2月の予選に進むことになる。

ダニエルや西岡ら世界ランキングで優位に立つ選手を揃えた中で、ワールドグループに残留できるかどうか注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2月の「デビスカップ」ワールドグループ1回戦での日本代表

(Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)