2018年最後のグランドスラムも終え、「全米オープン」で優勝した大坂なおみ(日本/日清食品)が「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」への出場権を巡る「レース・トゥ・シンガポール」でも4位まで大きく順位を上げて、好位置につけた。…

2018年最後のグランドスラムも終え、「全米オープン」で優勝した大坂なおみ(日本/日清食品)が「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」への出場権を巡る「レース・トゥ・シンガポール」でも4位まで大きく順位を上げて、好位置につけた。

今回の「全米オープン」で、大坂は決勝まで勝ち上がると、23度のグランドスラム優勝経験を持つセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を相手に6-2、6-4で勝利し日本人初のグランドスラムシングルス制覇という快挙を成し遂げている。

現在の順位では、1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と2位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)の両選手が最終戦の出場を確定させており、3位のペトラ・クビトバ(チェコ)が追随。続く順位に20歳の大坂がつけており、大物選手らに迫る勢いを見せているところだ。

ほかにも、「全米オープン」で準優勝したセレナが、11位まで一気に10人を抜き去って順位を上げた。8位のキキ・バーテンズ(オランダ)とは277ポイントの差しかなく、まだまだ最終戦出場を狙える位置だと言っていいだろう。

また「全米オープン」でベスト4入りしたマディソン・キーズ(アメリカ)が5つ順位を上げて13位、同じくベスト4入りしたアナスタシア・セバストワ(ラトビア)も5つ順位を上げて15位に入ってきた。◇   ◇   ◇

【9月10日付レース・トゥ・シンガポール】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)シモナ・ハレプ(ルーマニア) 6,910 [出場権獲得]

2.(2)アンジェリック・ケルバー(ドイツ) 5,152 [出場権獲得]

3.(3)ペトラ・クビトバ(チェコ) 4,250

4.(15)大坂なおみ(日本/日清食品) 4,047

5.(4)カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 3,982

6.(5)エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 3,840

7.(6)スローン・スティーブンス(アメリカ) 3,823

8.(7)キキ・バーテンズ(オランダ) 3,253

9.(10)カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 3,132

10.(8)エリース・メルテンス(ベルギー) 3,080

11.(21)セレナ・ウイリアムズ(アメリカ) 2,976

12.(9)ダリア・カサキナ(ロシア) 2,816

13.(18)マディソン・キーズ(アメリカ) 2,692

14.(11)ユリア・ゲルゲス(ドイツ) 2,656

15.(20)アナスタシア・セバストワ(ラトビア) 2,465(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」表彰式での大坂(左)とセレナ(右)

(Photo by Al Bello/Getty Images)