「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会10日目。昨年のファイナリストで第14シードのマディソン・キーズ(アメリカ)が第30シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-4、6-3で破って準決勝…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会10日目。昨年のファイナリストで第14シードのマディソン・キーズ(アメリカ)が第30シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-4、6-3で破って準決勝への進出を決めた。試合時間は1時間23分だった。

第1セットの序盤にキーズは自身のサービスをブレークさせなかった一方で、スアレス ナバロからリードを奪うことも出来ず、同セットは終盤に入った。

セットの行方を分けたのは第10ゲーム。5-4とリードしたキーズのリターンゲーム。その中で30-30からキーズがスアレス ナバロのフォアのミスからブレークポイントのチャンス。しかし、同ポイントでは、キーズは決めきれずにデュースに入った。

そのまま競り合う中、キーズが2度目のデュースでアドバンテージを手にすると、ストローク戦を制して得点。結局6-4でキーズの手に落ちた。

また第2セットに入ると、キーズはスアレス ナバロとサービスをキープし合い、拮抗した形でセット終盤までもつれるかに見えた。

しかし、第6ゲームにキーズは、2ブレークポイントのチャンスを迎えた。いったんはスアレス ナバロのバックハンドがウィナーになり足踏みをしたものの、キーズが続くポイントでスアレス ナバロのバックハンドからの失点で大きなブレークを獲得。

さらにその後のサービスゲームでキーズは、追いすがろうとするスアレス ナバロにブレークポイントでの決定的な得点を与えはせずに勝ち切った。

キーズは今回の試合について「一度このレベルの舞台を経験していたり、全てが盛り上がっていくことを知っていたり、それらから目を背けずに、向き合うことで、感情をより上手く管理できた。ただその瞬間を受けとめて楽しんでいる自分自身を思い返していた。ブレークしたゲームが非常に重要だった。準決勝に進出できて本当に嬉しい」と振り返った。

準決勝でキーズは第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)と対戦する予定だ。現在両者の対戦成績はキーズの3勝となっており、過去の実績からはキーズ有利だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのキーズ

(Photo by TPN/Getty Images)