現地の9月4日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会9日目。男子シングルス準々決勝で、第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が第11シードのジョン・イズナー(アメリカ)に6…

現地の9月4日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会9日目。男子シングルス準々決勝で、第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が第11シードのジョン・イズナー(アメリカ)に6(5)-7、6-3、7-6(4)、6-2で勝利し、2年連続ベスト4進出を果たした。試合時間は3時間31分。

勝利したデル ポトロは準決勝で、王者ラファエル・ナダル(スペイン)と対戦予定だ。

世界ランキング3位のデル ポトロは、今大会ここまでの4試合をすべてストレートで勝ち上がっていた。2009年同大会では優勝し、2017年はベスト4。対戦相手の世界ランキング11位のイズナーは、今大会4回戦で元世界3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を破っての勝ち上がり。2017年は3回戦で敗退していた。

試合は第1セット、タイブレークに突入し、競り負けたデル ポトロはセットを落とした。続く第2セットは第4ゲームでブレークに成功したデル ポトロが、そのままリードしてセットを取り返す。セットカウントイーブンで迎えた第3セット、互いにチャンスを得るが活かせず再びタイブレークに。今度はデル ポトロがタイブレークをものにして、セットを連取した。

そして第4セット、第1ゲームからデル ポトロが3ゲーム連取。5-2で迎えたリターンゲーム、ウィナーを決めブレークポイントを握ったデル ポトロがブレークして勝利。デル ポトロは勝利後、コート上で両手を広げて静かに天を見上げていた。

ATP公式サイトによると、2年連続ベスト4進出を果たしたデル ポトロは「大好きな大会で準決勝に戻ってこられて凄く嬉しい。私にとってとても特別なことだ」「私は良い試合をした。今までで最高のプレーだったかは分からないが、いい気分だ」と試合後に喜びを語った。

またナダルとの次戦について、デル ポトロは「『ウィンブルドン』の時のように、大きな戦いになるだろう。もちろん、大会やコンディションや天候に関係なく世界1位とプレーすることが好きだ。このスポーツで最高のプレーをするチャンスを得たことは、私にとって素晴らしいことだ」と話した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」準々決勝でのデル ポトロ

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)