随分とコラムがご無沙汰になってしまいました。

 さて、前回お話しが中途半端になってしまった仙腸関節との出会い。

仙腸関節に出会うまでの5年の地道な歳月

 

 アメフトを引退して、トレーナー業に本格的に軸を移してから一年半程が経ち、クライアント様も増えました。間借りしていた大阪市内のジムにも少し迷惑がかかり始めていたので、兵庫県西宮のマンションの一室(と言っても最上階ワンフロアの十分なスペース)に拠点を構えてJPECをオープンさせる事となりました。

 オープン間も無くは少し暇ということもあり、普段は絶対に読まない某トレーニング雑誌を流し読みしてると、骨盤の図説の中に見慣れない関節があることに気がつきました。調べてみると「仙腸関節」だと知ることに…。

 恥ずかしながら、その瞬間まで存在すら知らなかった関節「仙腸関節」。

 「ひょっとすると、黒人選手達はこの関節を動かしているのではないか?」

と立ち上がって動かしてみると、不慣れな感覚に見覚えのある動き。確信めいた何かを感じたのを昨日の事のように覚えてます。

 そこからは自分の体を実験台に、時にはクライアント様の身体を実験台に試行錯誤の連続です。

・合わせて読みたい→
元アメフト・河口正史、本場アメリカで自分より非力な選手に吹っ飛ばされて始まった研究とは(http://cocokara-next.com/athlete_celeb/masafumikawaguchi-american-football-01/)

「すみません!先週教えた事、間違えていました!」

 仙腸関節主導で、

「一番身体に負担にならないアライメントはこれだ」
「一番動かしやすい重心はここだ」
「一番効率のいいシークエンスはこうだ」

 目の前でクライアント様の体に起こる些細な変化も見逃さないように、リアルタイムでトレーニングを作っていく作業が5年余り続きました。

 時にはクライアント様に「先週のトレーニングはかくかくしかじかで間違ってました、すみません!」と頭を下げたことも一度や二度ではないです。

 体幹部を4つの部位に分け、それぞれを独立して動かすようにする「クアトロコア」を考える上で、それぞれの部位を「面」で動かすのか?「線」で動かすのか?を考え抜いて、たどり着いた時には4つの「点」になりました。

 点ですからこれ以上の発展は見込めないと「クアトロコア」の一つの完成を迎えるわけです。

 その5年が長かったのか、短かったのか分かりません。現場最優先で自分自身の感覚を最優先に作り上げました。教えを請うていたら、もっと早くに完成してたのかも知れません、違う形のものが出来上がっていたかも知れません。もしかしたらまだ完成してないかも知れません。誰にも分かりません。

 ただ「クアトロコア」の根幹部分は「点」になりましたから、終着だと判断し商標登録も済ませ、世の中に広めていこうと大きくベクトルをシフトさせたのが2017年5月。

 「面」とか「線」とか「点」とかわけがわからないと思います。

 果たして文章で説明しきれるのか?

 その辺りは次回以降に持ち越したいと思います。

元NFL・河口正史さん パーソナルトレーニングジム「JPEC」(東京・白金/恵比寿)体験90分 4,800円

クアトロコアで「日本を本当のスポーツ大国に」
[文:JPEC SHIROKANE 代表取締役 河口正史]

 

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

河口 正史(かわぐち・まさふみ)

日本人アメリカンフットボール選手の海外挑戦の道を切り開いたパイオニア的存在。海外リーグでの経験を基に日本人と欧米人のカラダの使い方を研究し、「4xCORE(クアトロコア)」メソッドを開発。
プロスポーツ選手、モデルをはじめ、600名以上(※2017年9月時点)に正しい姿勢とカラダの使い方を 指導し、パフォーマンスの向上に貢献している。
<経歴>
・サンクリメンテ高校にてアメリカンフットボールを始める
・立命館大学ではアメリカンフットボール学生日本一に貢献
・アメフット日本代表にも幾度も選出され、卒業後はNFLヨーロッパに渡り活躍
・NFLチーム「サンフランシスコ49ers」のキャンプに参加
・引退後、独自のトレーニングメソッドを世の中に普及すべくトレーナーとして活躍中
・NFL解説者としてNHK、G+などで試合解説も行なっている

JPEC SHIROKANE (https://www.jpectokyo.com/)

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