現地の9月3日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会8日目。男子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3回戦、混合ダブルス準々決勝が行われた。男子シングルス4回…
現地の9月3日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会8日目。男子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3回戦、混合ダブルス準々決勝が行われた。
男子シングルス4回戦で、第21シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界34位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦。6-3、6-2、7-5のストレートで勝利しベスト8入り。
錦織はインタビューで「今日はすごく暑く、判断力や集中力を保つのがすごく大変だった中で、十分なテニスができたかと思います」と試合を振り返った。
錦織は準々決勝で、世界7位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
「全米オープン」で6度目の優勝を目指していたロジャー・フェデラー(スイス)は、世界55位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。6-3、5-7、6(7)-7、6(3)-7で敗れる波乱の展開となった。
勝利したミルマンは試合後のコート上のインタビューで「(フェデラーは)すごく尊敬していて、私のヒーローだった。そのフェデラーに勝てて嬉しい」と喜びを話した。
このほか、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、世界68位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)に6-3、6-4、6-3で勝利し準々決勝進出を決めている。
女子シングルス4回戦では、第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第26シードで世界20位のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に6-3、2-6、6-4で勝利。グランドスラムで初のベスト8進出を決めた。
日本人選手がグランドスラムで男女そろってベスト8に進出するのは、1995年の「ウィンブルドン」での松岡修造さんと伊達公子さん以来、23年ぶり、史上2度目となる。
このほか、2006年「全米オープン」優勝者で第22シードのマリア・シャラポワ(ロシア)は、第30シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に4-6、3-6で敗れ、4回戦で姿を消した。◇ ◇ ◇
【9月3日 主な試合結果】
◆男子シングルス
4回戦
〇[21]錦織圭(日本/日清食品)6-3、6-2、7-5 ●フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)
〇ジョン・ミルマン(オーストラリア)3-6、7-5、7-6(7)、7-6(3) ●[2]ロジャー・フェデラー(スイス)
〇[6]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-3、6-4、6-3 ●ジョアン・ソウザ(ポルトガル)
〇[7]マリン・チリッチ(クロアチア)7-6(6)、6-2、6-4 ●[10]ダビド・ゴファン(ベルギー)
◆男子ダブルス
3回戦
〇[3]マイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)6-2、6-4 ●[16]ドミニク・イングロット(イギリス)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)
◆女子シングルス
4回戦
〇[20]大坂なおみ(日本/日清食品)6-3、2-6、6-4 ●[26]アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)
〇[30]カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)6-4、6-3 ●[22]マリア・シャラポワ(ロシア)
〇[14]マディソン・キーズ(アメリカ)6-1、6-3 ●[29]ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)
〇レシヤ・ツレンコ(ウクライナ)6(3)-7、7-5、6-2 ●マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)
◆女子ダブルス
3回戦
〇[13]アシュリー・バーティ(オーストラリア)/ココ・バンダウェイ(アメリカ)6-3、6-3 ●[3]アンドレア・フラバチコバ(チェコ)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)
◆混合ダブルス
準々決勝
〇ジャン・シューアイ(中国)/ジョン・ピアース(オーストラリア)3-6、7-6(7)、11-9 ●[2]ニコール・メリチャー(アメリカ)/オリバー・マラック(オーストリア)(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」での錦織圭
(Photo by TPN/Getty Images)