「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会8日目、女子シングルス4回戦で第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第26シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦。6-3、2-6、6-4で大…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会8日目、女子シングルス4回戦で第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第26シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦。6-3、2-6、6-4で大坂が勝利し、自身初のベスト8進出を果たした。試合時間は2時間1分。

直前に同じコートで勝利をあげた錦織圭(日本/日清食品)に続き、ベスト8に進出した大坂。日本人選手がグランドスラムで男女そろってベスト8に進出するのは、1995年の「ウィンブルドン」での松岡修造さんと伊達公子さん以来、23年ぶり、史上2度目となった。

勝利した大坂は、この後に行われるマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)とレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)の勝者と準々決勝で対戦する。

第2セットを終えた後、エクストリーム・ヒート・ウェザー・ポリシーが適用され、10分の休憩を挟んで第3セットが再開された。

クールダウンして迎えた第3セットはサバレンカのサービスから始まった。第3ゲームでサバレンカにブレークを喫した大坂だが、気持ちを切り替えて第4ゲームでブレークバックに成功し、ゲームカウント2-2とした。

先ほどのブレークで自信を取り戻した大坂は第5ゲームを危なげなくキープすると、続く第6ゲームで0-40と3本のブレークポイントを握った。しかし、ここはサバレンカにポイントを連取されてブレークすることができなかった。

ここからお互いにキープを続けていく。ゲームカウント5-4とした第10ゲームで大坂は0-40と3本のマッチポイントを握るが、粘るサバレンカにしのがれてデュースになった。しかし大坂も粘り、最後はサバレンカがダブルフォルトをして大坂が第3セットを6-4で奪って勝利を決めた。

勝利後のインタビューで大坂は「すごく嬉しい。たぶん1番嬉しい試合だった」と答えた。

ここまで快進撃の続く日本勢。男女そろって優勝する姿が期待される。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」2回戦での大坂

(Photo by Julian Finney/Getty Images)