錦織圭(日本/日清食品)と大坂なおみ(日本/日清食品)が現地の9月3日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)のシングルス4回戦に臨む。錦織はルイ・アームストロング・スタジアムの第1試合、日本時間4日…

錦織圭(日本/日清食品)と大坂なおみ(日本/日清食品)が現地の9月3日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)のシングルス4回戦に臨む。錦織はルイ・アームストロング・スタジアムの第1試合、日本時間4日午前0時に登場予定。大坂も同コートの続く第2試合に登場する予定だ。

2014年に準優勝、2016年にベスト4を経験している錦織の対戦相手は、世界ランキング34位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)。過去の対戦成績は錦織の2勝0敗で今年の「ATP1000 ローマ」でも対戦し、ストレートで勝利している。しかしコールシュライバーは3回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)をセットカウント3-1で破っており、勢いづいている。

そのコールシュライバーについては「フォアも良いですけどバックがすごく器用だし、タッチやスライスだったり色んなことができる選手」と、錦織は3回戦後のインタビューで話している。

その錦織の後に試合に臨む大坂の相手は、20歳で第26シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)。サバレンカは今シーズンは世界ランキング73位からスタートしたが、どんどん結果を出し、現在キャリアハイの20位となっている成長株。今後女子テニス界を引っ張っていく可能性のある同年代のライバルだ。

彼女は3回戦では第5シードのペトラ・クビトバ(チェコ)をストレートで破っており、今大会さらに勢いを増している。一方の大坂も3回戦を1ゲームも落とさず完勝を飾ったが「もう勝ち続けるしかありません。私の目標は決勝に行くことなのでそのために全力を尽くします」とまだまだ満足しきらずに前を向いている。両者は今回が初対戦。

3回戦も同じコートで続けて戦った錦織と大坂。勝利後のインタビューで大坂は「錦織選手は私の応援はいらないと思う。だって私の先輩だから」と話し、後で試合した錦織も「彼女がリズムを作ってくれて、自分にとってはとても良いモチベーションとなっている」「(大坂選手の勝利は)嬉しかったですね。まさかのスコアでしたけど。なおみちゃんが頑張っているのを見ると自分も励みになるので、2人で上までいきたいですね」と互いについてコメントをしていた。

4回戦では錦織がリズムを作り、大坂が勢いに乗って、2人揃ってベスト8へ進出する姿が期待される。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報とハイライト動画の配信を無料で行う予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は錦織(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)と大坂(Photo by Al Bello/Getty Images)