【9/1全米まとめ】錦織、大坂が揃ってベスト16入り。フェデラーとジョコは圧勝、ズベレフは敗退。

現地の9月1日、「全米オープン」（アメリカ・ニューヨーク／8月27日～9月9日／ハードコート）大会6日目。男子シングルス3回戦、男子ダブルス2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦、混合ダブルス2回戦が行われた。男子シングルス3回戦…

現地の9月1日、「全米オープン」（アメリカ・ニューヨーク／8月27日～9月9日／ハードコート）大会6日目。男子シングルス3回戦、男子ダブルス2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦、混合ダブルス2回戦が行われた。

男子シングルス3回戦、第21シードの錦織圭（日本／日清食品）が第13シードのディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）に6-4、6-4、5-7、6-1で勝利しベスト16入り。試合後のインタビューで本人が「大変な試合でした。堅さもあったり、したいようなテニスができなかったりと、出だしはあまり良くなかったですね」と話したように、特に第3セットまでは苦しみながらも勝ち切った。

「ちょっとずつ自分のテニスを取り戻してきて、特に第4セットではすごく良いテニスができて勝てたので良かったです」と話した錦織。しっかりと休養を取って、2週目に入る次戦でも活躍を期待したい。

同大会6度目の優勝を目指すロジャー・フェデラー（スイス）は第30シードのニック・キリオス（オーストラリア）に6-4、6-1、7-5で、第6シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）は第26シードのリシャール・ガスケ（フランス）に6-2、6-3、6-3でそれぞれストレート圧勝し、貫録を見せつけた。

男子ダブルスでは、西岡良仁（日本／ミキハウス）／マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）が第3シードのマイク・ブライアン（アメリカ）／ジャック・ソック（アメリカ）の地元ペアにストレートで敗れ、残念ながら2回戦敗退となった。

女子シングルス3回戦で、第20シードの大坂なおみ（日本／日清食品）が世界33位アリャクサンドラ・サスノビッチ（ベラルーシ）に圧倒的な強さで完勝。なんと6-0、6-0で相手に1ゲームも与えず、わずか49分で決着。見事な試合運びで、同大会自身初のベスト16入りを決めた。

試合後のインタビューで、日本に持ち帰りたいものは？と質問された大坂は、少し考えた後に「ステーキハウス！」と答え、会場の笑いを誘った。恐らくインタビュアーは優勝トロフィーと答えてほしかったと思われるが、そうはいかない大坂らしさが垣間見られた。ここまで非常に好調な試合ぶりで勝ち進んできた大坂、2週目も期待がかかる。

このほか、第22シードのマリア・シャラポワ（ロシア）は第10シードのエレナ・オスタペンコ（ラトビア）に勝利。第4シードのアンジェリック・ケルバー（ドイツ）は第29シードのドミニカ・チブルコバ（スロバキア）に敗れた。第5シードのペトラ・クビトバ（チェコ）と第6シードのカロリーヌ・ガルシア（フランス）も敗退し、これで女子シングルスは上位10シード中7人が1週目で姿を消す事態となった。

女子ダブルス2回戦、青山修子（日本／近藤乳業）／ドゥアン・インイン（中国）は第6シードのルーシー・ラデッカ（チェコ）／エカテリーナ・マカロワ（ロシア）にフルセットの末に敗れた。◇　　　◇　　　◇

【9月1日主な試合結果】

◆男子シングルス

3回戦

〇[21]錦織圭（日本／日清食品）6-4、6-4、5-7、6-1 ●[13]ディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）

〇[2]ロジャー・フェデラー（スイス）6-4、6-1、7-5 ●[30]ニック・キリオス（オーストラリア）

〇[6]ノバク・ジョコビッチ（セルビア）6-2、6-3、6-3 ●[26]リシャール・ガスケ（フランス）

〇フィリップ・コールシュライバー（ドイツ）6(1)-7、6-4、6-1、6-3 ●[4]アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）

〇[7]マリン・チリッチ（クロアチア）4-6、3-6、6-3、6-4、7-5 ●アレックス・デミノー（オーストラリア）

〇[10]ダビド・ゴファン（ベルギー）6-4、6-1、7-6(4) ●ヤンレナード・ストルフ（ドイツ）

◆男子ダブルス

2回戦