現地の8月31日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会5日目。男子シングルス3回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界101位スタン・ワウリンカ(スイス)は第25シードのミロシュ・ラオ…

現地の8月31日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会5日目。男子シングルス3回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界101位スタン・ワウリンカ(スイス)は第25シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6(6)-7、4-6、3-6で敗れた。

勝利したラオニッチは4回戦で、第11シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦予定だ。

2016年「全米オープン」覇者のワウリンカは2017年以来膝の故障でツアーを度々離脱。一方、ラオニッチは、2017年シーズン左手の故障に悩まされ、その後は復帰と故障を繰り返していた。

試合は第1セット、お互いキープが続きタイブレークに突入。タイブレークでは、始めワウリンカが3-0とリードを作ったものの、最後は惜しくも競り負けセットを奪われる。

続く第2セットでは序盤、第1セットと同様にキープが続く。しかしワウリンカは第9ゲームでこの試合初めてのブレークを許すと、そのままセットを奪われる。そして第3セット。後がなくなったワウリンカだったが、またも第5・9ゲームとブレークを奪われ、ストレートで敗れた。

大会公式サイトによれば、敗れたワウリンカは「メンタルの問題もあります。勝負を決めるちょっとした瞬間を逃さず積極的に出ていって、攻めて、弱気にならずに。今夜はそういうことでした。少し固くなってしまいました」と語る。

また「何ポイントか、躊躇してしまう場面がありました。でもそういうポイントが試合を決定づけるのです。ああいう試合は初めてではありません。今夜は彼のほうがわたしより強かったということです」と語った。

一方、ラオニッチは「もう少しペースを握ることができると思っていました。相手のサービスゲームをもっと取って、試合を支配するイメージでした。試合中、相手は常にバックハンドが安定していないようでした」と話した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのワウリンカ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)