「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第5シードで昨年準優勝のケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、第28シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を4-6、6-3、6…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第5シードで昨年準優勝のケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、第28シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を4-6、6-3、6-4、4-6、6-4のフルセットで退けて4回戦に進出した。試合時間は3時間43分だった。

アンダーソンは長身からのサービスを武器とするものの、今回の試合では第1セットの序盤から劣勢に。第3ゲームのサービスで30-30から、アンダーソン自身のアンフォーストエラーでブレークポイントのピンチを迎えた。さらに、バックハンドでのミスを重ねると1ブレークダウンのビハインドとなった。

第1セットは結局、アンダーソンは、シャポバロフのサービスをブレークすることはできず。シャポバロフに第1セットを明け渡した。

第2セットからは逆に、アンダーソンが巻き返しを図る展開に。両選手ともにほとんど相手にブレークのチャンスを与えなかったものの、アンダーソンが第6ゲームにシャポバロフのフォアのアンフォーストエラーからブレーク。同ブレークを守り切ってセットを奪取。

第3セットも同様に、アンダーソンは中盤の第7ゲームでブレークして押し切ると、2-1とセットカウントで逆転した。

ただ、シャポバロフも第4セットに粘りを見せる形でゲームを進行。第10ゲームで、アンダーソンは2ブレークポイントのピンチをいったんはしのいだものの、デュースに入ってもサービスを攻められ、シャポバロフにセットを与えてしまった。

最終第5セットでは、第3ゲームでアンダーソンのバックハンドのウィナーやボレーで30-30とすると、アンダーソンがシャポバロフにバックハンドのミスを強いてブレーク。勝利に向けて大きな1ブレークアップのリードを確保した。

アンダーソンはそのまま、粘るシャポバロフにブレークを許さず、押し切って白星を確保。次戦に駒を進めた。

今回の試合でアンダーソンはファーストサービスを7割を超える確率で成功させており、自身の武器である強力なサービスを上手く使ったといってよさそうだ。

アンダーソンは次戦でドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。両者の過去の対戦成績は、アンダーソンの6勝1敗となっており、数字からはアンダーソン有利だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのアンダーソン

(Photo by Elsa/Getty Images)