「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第27シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦。5-7、7-5、7-6(7)、7…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第27シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦。5-7、7-5、7-6(7)、7-6(3)でナダルが勝利し、3年連続でベスト16進出を果たした。試合時間は4時間23分と、今大会ここまでで最長となった。

勝利したナダルは、4回戦でニコラス・バシラシビリ(ジョージア)と対戦する。バシラシビリはギド・ペラ(アルゼンチン)を破っての勝ち上がり。

第4セットはハチャノフのサービスから。先にブレークしたのは調子を上げてきたナダル。第3ゲームでブレークに成功し、この試合初めて先行した。

そしてそこからはお互いに短いポイントでのキープが続く。そしてナダルが第3ゲームでのリードを保ったまま第8ゲームを終え、ゲームカウント5-3とした。

続く第9ゲームはハチャノフにキープされ、第10ゲームがナダルのサービング・フォー・ザ・マッチとなった。ここでナダルは自身のミスが続いてまたしても0-40とピンチを迎える。そしてハチャノフのフォアハンドウィナーが決まり、ゲームカウント5-5とされた。

第11ゲームをハチャノフにキープされ、続く第12ゲームでナダルは30-40とセットポイントを握られてしまう。このピンチをナダルはしのぎきり、第4セットもタイブレークに突入した。

タイブレークで先行したのはナダル。ミニブレークを連取して一気にポイント6-1とし、マッチポイントを握った。ハチャノフにも粘られたが、最後はナダルのサーブをハチャノフが返しきれずに7-6(3)でナダルが取り、勝利を決めた。

試合序盤、ナダルは膝の不調もあってかハチャノフに押されたものの、昨年優勝者としての粘り強さと勝負強さを見せ、見事逆転した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」3回戦でのナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)