楽天―ソフトバンク21  8回1失点で11勝目を挙げたソフトバンク・千賀=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】 福岡ソフトバンクの千賀滉大が31日の東北楽天戦で8回1失点の好投を見せ、自身4連勝での今季11勝目をマークした。 1回表にい…

楽天―ソフトバンク21  8回1失点で11勝目を挙げたソフトバンク・千賀=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの千賀滉大が31日の東北楽天戦で8回1失点の好投を見せ、自身4連勝での今季11勝目をマークした。

 1回表にいきなり3点の援護点をもらって上ったマウンド。雨が降る難しいコンディションだったが、「天候のことは気にせず自分のピッチングだけを考えていたので、そこで集中力が高く行けたのがよかったと思います」と千賀。初回に1点を失ったが、3回の連続三振で波に乗ると、「とにかく野手のみなさんが点を取ってくれたので、ストライクゾーンにどんどん投げることだけを考えました」と4回から3イニング連続の三者凡退。8回を104球、4安打1四球で1失点。7個の三振を奪いながら余裕のマウンドさばきを見せた。

 これで千賀は8月に4試合に先発して無傷の4連勝。その間、31回1/3イニングを投げて3失点の防御率0.86とほぼ完璧なピッチングを披露。「しっかり自分のやりたいメカニックだったりとか、そういうのがちょっとずつ出てきたので、それがいい結果に出てるんじゃないかと思います」と謙遜しながらも納得の表情。この日は首位・西武も勝利したためにゲーム差は6のままだったが、まだまだ逆転優勝の可能性は残っている。8月を絶好調のまま終えて月間MVP受賞も確実となった右腕は、「8月、本当に最後いい勝ち方ができた。また、9月が明日から始まりますが、連勝をもっともっと続けていけるように、僕も先発して頑張っていきたいと思います」とラストスパートを約束した。