「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会4日目。男子シングルス2回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はラッキールーザーのニコラ・マウ(フランス)を6-4、6-4、6-2で下し、勝利…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会4日目。男子シングルス2回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はラッキールーザーのニコラ・マウ(フランス)を6-4、6-4、6-2で下し、勝利を収めた。試合時間は1時間49分だった。

ズベレフは第1セット、安定した立ち上がりを見せた。自身初のサービスゲームとなった第2ゲームでこそデュースにもつれ込んだが、同選手はマウにブレークポイントを与えることなくゲームを進行させた。

逆に第5ゲームのリターンでズベレフは30-30とした後、フォアのウィナーでブレークポイントとすると、続くポイントでもバックハンドでのウィナーで得点。1ブレークアップのリードとすると、ズベレフがそのまま第1セットを6-4で押し切った。

第2セットではさらに、第1ゲームでズベレフは2ブレークポイントの好機を掴んだ。そのチャンスではマウにアンフォーストエラーが出て、ズベレフがブレーク数で先行した。

同セットではしかし、マウが第8ゲームに逆襲。ズベレフは2つのダブルフォルトなど次々とサービスポイントを落とし0-40のピンチに。結局、同ゲームをブレークされて落とした一方で、ズベレフが直後にラブゲームでブレークバックして、再びリードを確保した。第2セットも最後は、ズベレフのサービスキープで同選手のものになった。

ズベレフはさらに、第3セットでも第3、5ゲームにそれぞれマウのサービスをブレーク。5ゲーム連続でズベレフがものにすると、マウに逆転を許さずに、白星で試合を締めくくった。

大会公式サイトによればズベレフは「『全米オープン』はベストのプレーをできていなかったグランドスラムで、今までここでは快適に感じられなかったが、遂にそう感じられた」と語ったという。

ズベレフは3回戦で、世界34位で「全米オープン」では過去に4回戦まで進出した実績を持つフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する予定だ。両者の過去の対戦成績は現在は2勝2敗のタイだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのズベレフ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)