「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)では、第21シードで出場している錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング50位のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)に1回戦で見事なストレート勝利を披露。2014…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)では、第21シードで出場している錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング50位のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)に1回戦で見事なストレート勝利を披露。2014年に準優勝という結果を残したグランドスラムで、活躍する姿を見せてくれそうな期待を抱かせている。

その錦織のプレーを支えるコーチ陣には現在、よく知られたマイケル・チャン(アメリカ)さんが加わっている一方で、2010年からダンテ・ボッティーニコーチもともに支えてきた。

そのボッティーニコーチがチャンコーチとの関係の一端をATP(男子プロテニス協会)公式サイトで明かした。

ボッティーニコーチはインタビューで、チャンコーチとの関係について「とてもいい、本当にすごくいい。お互いを大変うまく補い合っている。コート外では大きく違うが、テニスの話になると、本当にうまく助け合っている」と語り、上手くバランスの取れた関係を作っていることを窺わせた。

錦織にとっても大きな味方となっているであろう2人のコーチが協力している形だが、ボッティーニコーチ自身は「いつもポジティブでいるようにして、錦織を励まし、その日の対戦相手と戦うのに必要とするあらゆる戦術やあらゆるものを与えるようにしている。取り組んできたことを彼に思い出させる、ただそれだけだ。私たちはただ目標に向かって頑張るだけだ」と自身の姿勢を示して見せた。

ボッティーニコーチによれば、チャンコーチとの仕事はとても楽しく、錦織の周りにいるメンバーについても同じだという。

同コーチは「もしこのチームが一緒にやっていける人たちでなければ、今一緒に仕事をしてはいないでしょう。それは確かです」と語っており、錦織の活躍とともに本人を支えるコーチらの頑張りが結果につながることにも期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は錦織圭とボッティーニコーチ(手前)とチャンコーチ

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)