「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)はドナルド・ヤング(アメリカ)にストレートで勝利し2回戦に進出した…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)はドナルド・ヤング(アメリカ)にストレートで勝利し2回戦に進出した。スコアは6-0、6-3、6-4、試合時間は1時間43分だった。

デル ポトロは現在、世界ランキングで3位と、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)に次ぐ位置につけており、今大会でも注目の一人。他方のヤングは今大会では予選を勝ち上がってきた246位で、デル ポトロにどこまで対抗できるかも見どころだった。

第1セットでは、デル ポトロは序盤から優位にゲームを展開。冒頭の自身のサービスゲームをキープすると、第2ゲームでチャンスを迎えた。0-30のリードからフォアのウィナーを放ってデル ポトロが2ブレークポイントとすると、1失点の後にヤングにミスを強いてブレーク。早速、デル ポトロがリードを手にした。

さらにデル ポトロはブレークを重ねて、5-0とヤングを圧倒。第6ゲームでもデュースからヤングのボレーミスでセットポイントとするとさらにポイントを重ね、デル ポトロの手に6-0で第1セットは落ちた。

他方で第2セットに入ると、デル ポトロはヤングにサービスキープをこそ許すものの、危なげなく試合を運んだ。

第1ゲームのサービスゲームを落とした一方で、デル ポトロは第3ゲームから5ゲームを連取して逆転。第2セットも自身のものにした。

第3セットでは、デル ポトロは自身のサービスゲームでは付け入る隙を与えなかった一方で、ヤングのサービスをなかなかブレークできないまま進展。

その中でゲームが動いたのは第9ゲームで、デル ポトロが2ブレークポイントから、ラリーで優位に立つとヤングがアウトミス。デル ポトロが白星に向けて価値ある1ブレークアップのリードを築いた。

最後はデル ポトロが危なげなくサービスキープして、ストレートでの勝利を決めた。同選手は2回戦ではデニス・クドラ(アメリカ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」1回戦でのデル ポトロ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)