伊藤美誠 写真:西村尚己/アフロスポーツロ


 8月26日に決勝が行われたITTFワールドツアー「
チェコオープン」<21~22日・予選、23~26日・本戦/オロモウツ>の女子シングルスで、昨年に続き決勝進出を果たした石川は準々決勝で伊藤美誠(スターツSC)を下した中国の文佳と対戦し、ゲームカウントカウント4-2で勝利。強豪の中国人選手を破る価値ある1勝とともに、今年3月のプラチナ大会・ドイツオープンに次ぐ今季ツアー2勝目を挙げた。



 昨年の同大会男女シングルで優勝し連覇が期待された張本智和(JOCエリートアカデミー)と伊藤美誠(スターツSC)は張本が準決勝でポルトガルのフレイタスに敗退。巧みなロングサーブで得意のチキータレシーブを封じられゲームオールに持ち込まれると、そのままペースをつかめず惜敗した。中国人選手とは互角の戦いを見せる張本だが欧州勢には時々、弱さが出る。本人も「中国人選手の方がやりやすい」とそれを自覚しており、フレイタスとの一戦は改めて課題を痛感する試合だったと言えそうだ。

 伊藤は前述の通り、準優勝の文佳に準々決勝で敗れはしたが、1回戦で張瑞、2回戦で劉遠陽の中国人2選手を倒しており、対中国に手応えを得ている。


 ITTFワールドツアーはこの後、次戦スウェーデンオープン(10月29~11月4日/ストックホルム)まで約2カ月の小休止となる。その間、主要大会には石川と平野美宇(日本生命)が女子ワールドカップ(9月29~30日/成都)、張本智和と丹羽孝希(スヴェンソン)が男子ワールドカップ(10月19~21日/パリ)に出場。さらに張本と平野はユースオリンピック競技大会(卓球競技10月7~10日、12~15日/ブエノスアイレス)にも出場するなど引き続き多忙を極める。

(文=高樹ミナ)