7月19日(木)から22日(日)、アメリカ・ミネアポリスで行われ多くの観客を熱狂の渦に巻き込んだ世界最高峰のアクションスポーツイベント「X Games Minneapolis 2018」。2018年大会は日本人が大活躍し、世界のアクションス…
7月19日(木)から22日(日)、アメリカ・ミネアポリスで行われ多くの観客を熱狂の渦に巻き込んだ世界最高峰のアクションスポーツイベント「X Games Minneapolis 2018」。2018年大会は日本人が大活躍し、世界のアクションスポーツ界での可能性を見せつけた。
スケートボードでは4種目で4名の日本人が表彰台に上がる大躍進
スケートボードは、バート、ストリート男女、パーク男女、ビッグエアー、Next X(アマチュアクラス)が行われた。
バート部門で芝田元(しばた・もと)選手がシルバーメダル、ストリート女子で西村碧莉(にしむら・あおり)選手が同じくシルバーメダル、パーク女子で四十住さくら(よそずみ・さくら)選手が銅メダルを獲得。
また、ネクストジェネレーションのためのアマチュアクラス「Next X」では池慧野巨(いけ・けやき)選手がシルバーメダルを獲得した。
男子ストリートの堀米雄斗(ほりごめ・ゆうと)選手は予選2位通過で決勝に進出し、世界のトップスケーターの中で遜色ないスキルを見せつけた。
また、女子ストリートの藤澤虹々可(ふじさわ・ななか)選手も決勝に進出。難易度の高いセクションにも果敢にトライし完成度も高い。今後の活躍に注目だ。
参加すること自体難しいXGamesに、これだけの日本人が出場しているだけで素晴らしいことであり、日本のスケートボードのこれからに期待せずにはいられない。
FMXでは渡辺元樹選手がシルバーメダル
FMXは、ハイエアー、フリースタイル、ベストウィップ、ベストトリックが行われ、ベストウィップで渡辺元樹(わたなべ・げんき)選手がシルバーメダルを獲得、続いて行われたベストトリックには東野貴行(ひがしの・たかゆき)選手が出場し、ダイナミックかつスタイリッシュなライディングで客席を大いに沸かせた。
世界のFMX界で長年活躍をしている彼らは海外ライダー達とも和気あいあいと過ごし、世界中のファンの声援を受けて会場のUS BANK STADIUMを所狭しと飛んでいた。
BMXはWomen’sデモに大池水杜選手、男性陣は圧巻のライディング
BMXはバート、ストリート、パーク、ダート、ビッグエアーが行われ、日本からはWomen’sデモに大池水杜(おおいけ・みなと)選手が参加した。
世界中のスーパースターが集まった男子正式種目では、それぞれにドラマがあり、笑顔があり、最後のコンテンツとなった。BMXパークでは、ライダー達と客席が一体となり、大興奮のうちに幕を閉じた。
X Gamesはアメリカ中のアクションスポーツ好きが集まる一大イベント
X Gamesは、アメリカのケーブルテレビネットワークであるESPNが主催の世界最高峰のアクションスポーツコンペティション。開催期間中は朝から夜遅くまで休みなく競技が開催される。会場外でもスポンサーブースなどが多数出展し盛り上げ、アメリカ中、世界中からアクションスポーツ好きが集まり熱狂の数日間を過ごす。
アクションスポーツが好きなら一度は訪れたいこのイベント。年々日本人の活躍が目立ってきており、見に行くなら今が狙い目!?来年は客席にも日本からのゲストが増えることを願う。
The Moments of『 X GAMES Minneapolis 2018 』photo by Naoki Gaman
フォトグラファーNaoki Gaman プロフィール
自身もライディングするBMXの写真を中心に、スケートボードやSnowスポーツでも多数の作品を残している青森市在住のPhotographer。2016年に友人の女性BMXライダーがX GAMESに招待されたのをきっかけにノリと勢いで初渡米し、帰国後自身初となるフォトブック「GIRLS BMX AUSTIN」を制作。その後、アメリカX GAMES、VANS BMX ProCup(US OPEN)、中国成都でのFISE(UCI World Cup)、エストニアSimpleSession、FISE広島などでの撮影を経験し活動の幅を広げている。好きなフィールドはストリート。現在、日本に現在存在しないBMXメディアを立ち上げるため奮闘中。