西岡良仁(日本/ミキハウス)がブログで「全米オープン」を前に、北米シーズンでの活動を報告した。西岡は「ウィンブルドン」後、ハードコートでの大会を主な会場とする現在のシーズンでは3大会に出場してきた。西岡はその最初の大会となった「ATP250…

西岡良仁(日本/ミキハウス)がブログで「全米オープン」を前に、北米シーズンでの活動を報告した。西岡は「ウィンブルドン」後、ハードコートでの大会を主な会場とする現在のシーズンでは3大会に出場してきた。

西岡はその最初の大会となった「ATP250 ロスカボス」に出場しており、「大会はすごく良い雰囲気で、復帰後初ツアーベスト8に入り、良い結果を出せた」と振り返った。

同大会で西岡はガスタン・エリアス(ポルトガル)に6-4、6-3で、テイラー・フリッツ(アメリカ)に7-6(3)、6-1で勝利した後、準々決勝でファビオ・フォニーニ(イタリア)に2-6、2-6で敗退したものの、上位への進出を果たしていた。

「ATP1000 トロント」には予選から出場。2試合に勝利し本戦ドロー入りしたものの、「ATP250 ロスカボス」で敗退直後すぐ移動して予選に臨んでいたため、1回戦途中で疲労により途中棄権した。

西岡は「トップ選手以外のことも考えてスケジュールを組んでもらいたいと思いましたが、あまり僕たちの意見は通らないのだと感じました。やはりランキングの高い選手に融通が利きやすい世界とも言えるので、早くそこの位置に行くしかないですね」と大会スケジュールについて語った。

さらに「ATP1000 シンシナティ」では、予選1回戦で杉田祐一(日本/三菱電機)と対戦。「中断がなければ負けていたと思い、正直ラッキーな勝利だった」と振り返った。ただ、予選の2回戦ではダニール・メドベージェフ(ロシア)に6-4、6(1)-7、2-6で敗退し本戦出場は叶わなかった。

他方で、3大会を戦った後、「日本人選手で遊園地に行ったり、ちょっとした観光をするなど息抜きもできて良い時間を過ごせています」とつかの間の休息も楽しんだようだ。また「全米は一番好きな大会なので、とても楽しみです」と記している。

西岡は、現地27日に開幕する「全米オープン」1回戦で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)に挑む予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での西岡

(Photo by John Cordes/Icon Sportswire via Getty Images)