広島県・広島広域テニスコートを舞台に開催されている「第45回中学生テニス選手権大会」（開会式：8月18日、団体戦：同19日～20日、個人戦：同21日～24日）。大会最終日となる24日は、男女各シングルス決勝と同ダブルス決勝が行なわれた。男子…

広島県・広島広域テニスコートを舞台に開催されている「第45回中学生テニス選手権大会」（開会式：8月18日、団体戦：同19日～20日、個人戦：同21日～24日）。大会最終日となる24日は、男女各シングルス決勝と同ダブルス決勝が行なわれた。

男子シングルス決勝は、有本響③と小泉熙毅③の顔合わせ。試合前日、「相手のパワフルなショットに注意したい」と語っていた有本は、その言葉どおり決勝のコートでも小泉の力強いショットを丁寧に跳ね返し、チャンスと見るや一気にギアを上げてポイントを奪った。一方、力強いサービスを軸に相手を崩しにかかるパターンを得意とする小泉であったが、この日は思うようにファーストサービスが決まらず。「自分のやりたいテニスができなかった」とリズムがつかめず。試合は競り合う場面も見られたが、大事なポイントでしっかり打ち切れた有本が第1シードを破って栄冠を手にした。過去4回、全国の決勝に出て全て勝っているという有本は、そのジンクスを5回へと引き上げた。

男子ダブルスは、奥地佑都③／三木琢慈③が、第1シードの鹿川湧生③／福島奎汰③を破り優勝。「正直、ここまで勝ち上がるとは思っていませんでした」と安堵の表情を浮かべる奥地。試合を重ねるごとに調子を上げていったという2人が最後に笑った。

■24日の結果

★男子シングルス決勝

有本響③（神奈川・川崎市立有馬） 6-3,6-3　小泉熙毅③（埼玉・新座市立新座）

★男子ダブルス決勝

奥地佑都③／三木琢慈③（愛知・名古屋経済大学市邨） 6-1,6-4　鹿川湧生③／福島奎汰③ （東京・江東区立深川第三）

※名前の後の丸数字は学年。

※試合方法：1回戦から準々決勝までが8ゲームプロセット。準決勝からは3セットマッチ（ダブルスはセットオール後マッチタイブレーク／10ポイント）（©スマッシュ）

※写真は大会の様子

（©スマッシュ）