「ATP250 ウィンストン・セーラム」（アメリカ・ウィンストンセーラム／8月19～25日／ハードコート）の大会5日目、第6シードのチョン・ヒョン（韓国）は第2シードのパブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）との準々決勝に3-6、4-6で敗退…

「ATP250 ウィンストン・セーラム」（アメリカ・ウィンストンセーラム／8月19～25日／ハードコート）の大会5日目、第6シードのチョン・ヒョン（韓国）は第2シードのパブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）との準々決勝に3-6、4-6で敗退した。試合時間は1時間19分だった。

チョンは2017年末の「Next Gen ATP ファイナルズ」の優勝者で、強靭な足腰を土台に驚異的なコートカバーを見せる期待のアジア人選手。カレーニョ ブスタは安定したストロークで粘り強く戦い、チャンスと見れば中に入って叩いたり、ネットも奪うプレーもできる。

試合ではチョンは冒頭から劣勢に立たされた。カレーニョ ブスタの強打に押されて、ブレークポイントのピンチ。続くポイントで、チョンはドロップショットを放ったものの、カレーニョ ブスタに余裕をもって追いつかれてウィナーを放たれた。

結果、チョンは第1ゲームから1ブレークダウンのビハインドとなった。

第1セットはその後、終盤まで均衡を保っていたものの、第9ゲームに再びチョンはブレークを許してしまい、セットダウンで第2セットに移行した。

チョンは巻き返しを図りたいところだったが、カレーニョ ブスタのブレークにはなかなか及ばず、苦しい展開。さらに第4ゲームではいったんはブレークポイントを凌いだ一方で、チョンはストロークの応酬で、2度にわたってネットミス。痛恨のブレークを喫してしまった。

さらに後半でチョンは1ブレークを返すことに成功したものの、第10ゲームで再びブレークポイントのピンチに。マッチポイントともなった同ポイントでチョンは、自陣前方に短く落ちたカレーニョ ブスタのボレーに追いつけず、ゲームセット。黒星が決まった。

カレーニョ ブスタは準決勝でスティーブ・ジョンソン（アメリカ）と対戦する予定だ。（テニスデイリー編集部）

※写真は「ATP250 ウィンストン・セーラム」でのチョン・ヒョン

(Photo by Jared C. Tilton/Getty Images)