今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルスのドローが大会公式サイトで発表され、錦織圭(日本/日清食品)は1回戦で世界ランキング49位のマクシミリアン・マルテレ…

今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルスのドローが大会公式サイトで発表され、錦織圭(日本/日清食品)は1回戦で世界ランキング49位のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)と対戦することが決まった。

両者は今回が初対戦。マルテレルは現在23歳で昨年までは主に下部大会やATP250の大会に出場しており、ATPワールドツアー未勝利だったが、今年は「全仏オープン」でベスト16へ進出し注目を浴びた選手。「全米オープン」の前哨戦は「ATP1000 シンシナティ」にのみ出場し1回戦敗退だった。

一方の錦織は今大会は第21シードで出場。前哨戦では、「ATP500 ワシントンD.C.」でベスト8となるものの、「ATP1000 トロント」で1回戦敗退、「ATP1000 シンシナティ」で2回戦敗退と不安の残る結果となった。前哨戦を終えた後の記者会見で錦織は「しっかり練習して、いい感覚を取り戻せるようにしたい」と話している。

今大会で錦織が順調に勝ち進んだ場合、2回戦で38位のガエル・モンフィス(フランス)、3回戦で第13シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、4回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する可能性がある。

さらに勝ち上がると、準々決勝で第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、準決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)や第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)や第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と対戦する可能性もある。

「全米オープン」は2014年に準優勝、2016年はベスト4となるなど、錦織が最も結果を残してきたグランドスラム。悲願の優勝にむけてまずは1回戦で快勝が期待される。

また他の日本人男子では、1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)が第2シードのフェデラーと、杉田祐一(日本/三菱電機)が第26シードのリシャール・ガスケ(フランス)と、ダニエル太郎(日本/エイブル)がアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦することが決まっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ワシントンD.C.」のときの錦織圭

(Photo by Mitchell Layton/Getty Images)