現地の8月19日、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が史上初の「ゴールデン・マスターズ」(キャリアの中でマスターズ1000の9大会を全制覇)を達成し、テニス史にまたその名を刻んだ。ジョコビッチにとって、「ゴールデン・マスターズ」達成の最後の大…

現地の8月19日、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が史上初の「ゴールデン・マスターズ」(キャリアの中でマスターズ1000の9大会を全制覇)を達成し、テニス史にまたその名を刻んだ。

ジョコビッチにとって、「ゴールデン・マスターズ」達成の最後の大会になったのは、「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)で、決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を6-4、6-4で破って、偉業を成し遂げた。

試合後にジョコビッチは「僕のキャリアにおいて、間違いなく圧倒的に特別な瞬間だ」「心から愛しているこのスポーツで歴史的偉業を成し遂げるのは、この上なく名誉なことであり光栄だし、一生涯とても誇りに思い続けるだろう」と語った。

さらに今回、ジョコビッチは米国TV局のNBCの朝のワイドショーに出演し、ゴールデン・マスターズの達成について語った。

今回の偉業達成について「最高の気分だ。ニューヨークにいること、6度目の挑戦でシンシナティで初めて優勝できたことは、素晴らしい」と語り、「マスターズの全大会を制覇することは、恐らくテニス界最大の挑戦だと思う」と話した。

ほかにもジョコビッチは「怪我でたいへんな時期を過ごし、昨シーズンの後半はツアーを離脱しなければならなかった」と苦境を振り返った。

また「6ヶ月ツアーを離れ、『全米オープン』でプレーしなかった。グランドスラムを欠場したのは初めてだった...立ち直れて嬉しい。ちゃんと回復できて、今はベストのプレーができている。『全米オープン』に向けて、これほどいい準備の仕方はない」と話しており、来週から始まる今年最後のグランドスラムである「全米オープン」に向けた準備も整っている様子だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はNBCのインタビューに答えるジョコビッチ(左端)

(Photo by: Nathan Congleton/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images)