今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の女子シングルスのシードをWTA(女子テニス協会)が発表。大坂なおみ(日本/日清食品)は第20シードで出場することが決まった。大坂の…

今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の女子シングルスのシードをWTA(女子テニス協会)が発表。大坂なおみ(日本/日清食品)は第20シードで出場することが決まった。

大坂のこれまでの「全米オープン」での戦績は、2015年は予選敗退、2016年と2017年は3回戦敗退となっている。昨年は1回戦で2016年の「全米オープン」女王であるアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-3、6-1で圧倒したことでも注目を浴びた。

またグランドスラムシングルスで23個のタイトルを持ち、出産・育児休暇からの完全復帰を目指すセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、最新の世界ランキングでは26位ながら「全米オープン」では9つ高いシードである第17シードで出場することになった。

セレナは今年の「全仏オープン」では世界ランキング通りノーシードだったが、「ウィンブルドン」ではシード発表時点で183位ながら第25シードになり準優勝を果たした。全米テニス協会(USTA)のカトリーナ・アダムスチェアマン兼プレジデントも以前より、家庭を持つことで「不利益になる」べきではないとした上で「(ツアーに)カムバックしようとする母親にとって、正しいことだ」「我々はグランドスラムの主催側であり、我々が正当だと感じる範囲内でシードを付与する権限と機会を持っている」と話しており、その意向が反映された。

今年最後のグランドスラムで大坂が3回戦の壁を破るのか、そしてセレナが24個目のタイトルを獲得するのか注目される。(テニスデイリー編集部)

※写真は「シティ・オープン」の時の大坂なおみ

(Photo by Mitchell Layton/Getty Images)