今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルスのシードをATP(男子プロテニス協会)が発表。錦織圭(日本/日清食品)は第21シードで出場することが決まった。「全米…

今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルスのシードをATP(男子プロテニス協会)が発表。錦織圭(日本/日清食品)は第21シードで出場することが決まった。

「全米オープン」は2014年に準優勝、2016年はベスト4となるなど、錦織が最も結果を残してきたグランドスラム大会だ。しかし今年の前哨戦では、「ATP500 ワシントンD.C.」でベスト8となるものの、「ATP1000 トロント」で1回戦敗退、「ATP1000 シンシナティ」で2回戦敗退と不安の残る結果となった。

「ATP1000 シンシナティ」2回戦後の記者会見で「この2大会は、悪い試合が続いているので、なかなか気持ちを切り替えるのは大変ですけど、練習して身に着けていくしかないと思う。取り敢えずは、近い目標のUSオープンが2週間後にあるのでしっかり練習して、いい感覚を取り戻せるようにしたい」と話した錦織が、プレーを修正して勝ち上がる姿を見せることが期待される。

また男子シングルス日本勢では錦織のほかに、杉田祐一(日本/三菱電機)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、ダニエル太郎(日本/エイブル)がすでに本戦入りを決めている。

さらに今回の「全米オープン」は、「テニス界のBIG4」と呼ばれるロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)が昨年の「ウィンブルドン」以来初めて勢揃いする大会として注目を浴びている。

今年の「全豪オープン」を制したフェデラーは第2シード、今年の「全仏オープン」を制し昨年の「全米オープン」王者であるナダルは第1シード、今年の「ウィンブルドン」で復活優勝を遂げたジョコビッチは第6シード、怪我からの復帰途中にあるマレーはノーシードで出場する。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」のときの錦織圭

(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)