今年、第100回の大会に合わせ60年ぶりに新調された第3代目の深紅の優勝旗だが、8月11日(土)に東京・渋谷区の白寿生化学研究所本社ビルにて実施された「田中大貴と松坂世代たちが今、全てを語る!THE高校野球」トークショーでは優勝旗の意外な移動方法が話題に。

絶対王者から一人寂しい優勝旗返還へ


 1998年の甲子園といえば、ノーヒット・ノーランでの優勝や春夏連覇など、絶対王者・横浜高校。深紅の優勝旗を持ち帰ったが、翌年の夏は地方大会の準決勝で敗退。夏の甲子園大会出場とはならなかった。松坂大輔選手の一学年下で、1998年の優勝メンバーである松本勉さんは、当時をこう振り返る。

「優勝旗を返還しに行った時は、寂しいって気持ちしかなかったですね。一人で寂しいという…」と、優勝旗返還のためだけに一人参加した1999年の甲子園開会式を回顧。さらに、「優勝旗が重すぎて、しかも僕背が低いので、開会式のリハーサルで優勝旗を引きずっていたみたいで…審判の方々に怒られました」と白状した。

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ユニフォームを着て優勝旗を持って、電車に乗る


 同イベント出席者で、元プロ野球選手の古木克明さん(豊田大谷高校)が、「一人で優勝旗返しに行くのって恥ずかしいとか思うの?」と聞くと、「恥ずかしいとかはないですね。優勝旗を持って電車に乗っていたので、それが恥ずかしかったですね。ユニフォームだったので」と驚きの発言。「前泊して大阪のホテルから電車に乗って自分で持って行きましたよ。小倉部長と一緒に」と、優勝校にしかわからない優勝旗の庶民的な移動手段に、観客はもちろん、イベント登壇者の元球児たちもどっと沸いた。

 イベント後に松本さんに聞いたところ、「ケースに入っているから、普通の人が見たらまさかその中に優勝旗が入っているとは思わないはずですよ。ユニフォーム姿の方が目立ってましたけど(笑)」とのこと。もしかしたら、深紅の優勝旗があなたと一緒に電車に乗っているかも?

 次回の同イベントは、9月17日(祝・月)に都内で実施する。

 同じく98年の甲子園に出場し、新発田農業高校(新潟)で和田毅(ソフトバンク)擁する浜田高校(島根)に初戦敗退ながら、その年のドラフト3位で読売ジャイアンツに指名された加藤健さんと、鎌倉学園(神奈川)では惜しくも甲子園には届かなかったが、田中大貴さんと慶應大学野球部で同期の長田秀一郎さんがゲストとして登場。

「松坂世代たちが今、全てを語る!THE高校野球」
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]