【平成30年度全日本学生テニス選手権大会】一昨年の準優勝者・望月勇希と、ルーキーの羽澤慎治が決勝進出

学生チャンピオンを決める"インカレ"は、8月20日、岐阜メモリアルセンターで各種目の準決勝が行なわれた。男子シングルスは、フューチャーズで2勝をマーク、第3シードながら実力的には今大会No.１と目される望月勇希（中大３年）が、順当に決勝進出…

学生チャンピオンを決める"インカレ"は、8月20日、岐阜メモリアルセンターで各種目の準決勝が行なわれた。男子シングルスは、フューチャーズで2勝をマーク、第3シードながら実力的には今大会No.１と目される望月勇希（中大３年）が、順当に決勝進出を果たした。逸崎凱人（慶大４年）の伸びのある強打をしっかりと受け止め、より厳しいコースに逆襲。終盤、右足股関節を少し痛めた望月は、ギアを上げた逸崎の追い上げを受けたが、落ち着いてかわし6-2、7-5で勝利した。

もう一方は早大４年の齋藤聖真と、慶大期待のルーキー羽澤慎治の対戦。立ち上がりから思い切り良くフォアを叩いた齋藤が、6-2、3-1までリードするが、全日本選手権ベスト8の力を持つ羽澤は冷静にチャンスを待ち、逆襲に転じる。機を見てネットを奪う積極策が決まるようになり、ペースをつかむと、6-4、6-4と鮮やかに逆転勝利を飾った。

○望月勇希のコメント

「テニス的には良くも悪くもないけれど、初戦よりは調子も気持ちも上がってきています。トーナメントなので、初めからは全て出さず、だんだん上げていく。明日で終わっちゃうのが寂しくて、もっとやりたいです。テニスが楽しい。ケガをしていた時のことを考えると、試合ができるのが幸せです」

●逸崎凱人のコメント

「後半はいいテニスができたと思うけど、それを最初からしっかり出さないと、もう1つ上のステージには行けません。シングルスでベスト4に入れたのは良かった部分もありますが、優勝目指してきて、最後の年は勝負をかけていたので、悔しい方が大きいです」

○羽澤慎治のコメント

「出だしは相手が良くて、強打に押されてミスが出たり、浅くなりましたが、絶対にチャンスが来ると思って、流れが来るまでファイトし続けました。（大学テニスの印象について）大学出身の上杉さんや、学生の島袋さんが今、アジア大会の代表に選ばれて出ています。世界につながるチャンスがあると思っています」

●齋藤聖真のコメント

「（率直な感想は）頑張りました。ここ最近では一番振れていました。相手のサーブが良くて、リターンに苦労しましたね。今回は優勝目指してたので悔しいです。最後の個人戦、チャンスは絶対あったので、この負けは多分ずっと忘れません」

8月20日／男子の結果は下記のとおり。

◆男子シングルス準決勝

望月勇希（中大）③　6-2 7-5　逸崎凱人（慶大）⑮

羽澤慎治（慶大）Ｑ　2-6 6-4 6-4　齋藤聖真（早大）